第24回黙示録セミナー H24.9.16 (日)
「ソドムやエジプトと呼ばれる都」
1.教会はソドムやエジプトと呼ばれるようになる
”黙示録 11:8 彼らの死体は、霊的な理解ではソドムやエジプトと呼ばれる大きな都の大通りにさらされる。彼らの主もその都で十字架につけられたのである。”
終末の日の教会は堕落し、背教し、神の前にはソドムやエジプトと呼ばれるようになる。
2.終末の日の教会はかつてのエルサレムの様に主の霊、聖霊を再び十字架につけるようになる。
”マタイ20:18「さあ、これから、わたしたちはエルサレムに向かって行きます。人の子は、祭司長、律法学者たちに引き渡されるのです。彼らは人の子を死刑に定めます。”
マタイ23:37”ああ、エルサレム、エルサレム。預言者たちを殺し、自分に遣わされた人たちを石で打つ者。わたしは、めんどりがひなを翼の下に集めるように、あなたの子らを幾たび集めようとしたことか。それなのに、あなたがたはそれを好まなかった。”
”2テサ2:6 あなたがたが知っているとおり、彼がその定められた時に現われるようにと、いま引き止めているものがあるのです。
2:7 不法の秘密はすでに働いています。しかし今は引き止める者があって、自分が取り除かれる時まで引き止めているのです。”
反キリストをとどめる聖霊が追い出される時が来る。
3. 教会はソドム化する。
ソドムの意味合いとは?
”創世記19:6 ロトは戸口にいる彼らのところに出て、うしろの戸をしめた。
19:7 そして言った。「兄弟たちよ。どうか悪いことはしないでください。
19:8 お願いですから。私にはまだ男を知らない二人の娘があります。娘たちをみなの前に連れて来ますから、あなたがたの好きなようにしてください。ただ、あの人たちには何もしないでください。あの人たちは私の屋根の下に身を寄せたのですから。」
19:9 しかし彼らは言った。「引っ込んでいろ。」そしてまた言った。「こいつはよそ者として来たくせに、さばきつかさのようにふるまっている。さあ、おまえを、あいつらよりもひどいめに合わせてやろう。」彼らはロトのからだを激しく押しつけ、戸を破ろうと近づいて来た。”
教会は終末の日、ソドムやエジプトと呼ばれる都となるが、そのソドムの意味合いは何か?
そのソドムの特色は上記聖書箇所を見る限り、同性愛であることがわかる。
今、アメリカの政治、教会の動向を見る限り、急速にアメリカの教会が、政治や社会の圧力の中で、同性愛を受け入れる方向に
進んでいることがわかる。
すなわち、アメリカの教会は急速にソドム化しているのである。
アメリカの国は世界随一の覇権国であり、世界をリードする国である。遠くない将来に、
アメリカの強権の下で、世界中のキリスト教会が同性愛を受け入れる可能性がある。
その日こそ、上記聖書箇所でいう、教会が「ソドムと呼ばれる」日である。
<アメリカにおける同性愛受け入れの実態>
1)アメリカでは、政府の方針に従い、同性愛を受け入れ、それに反対する人々を逮捕、有罪とするようになっている。
オバマ大統領は、同性の結婚を合法化した。
2)同性愛者の大会に反対し、聖書片手に正しい道に戻るよう呼びかけたクリスチャンは、逮捕、罰金を受けている。
3)アメリカの14歳の男子生徒は、学校内の集まりで、聖書に基づき、同性愛に反対する旨、表明したところ、校長により、叱責され、自宅待機を命じられた。
4)アメリカのTシャツ製作業を行うクリスチャン夫婦は、同性者のスローガンの入った
Tシャツの注文を拒否したために訴えられている。
5)聖書翻訳は改ざんされ、同性愛に関する箇所の意味合いが変えられ、犯罪的な同性愛以外は問題ない、との認識を教会に植えつけようとされている。
6)このようなトレンドに従い、同性愛は、聖書的に問題ないと、語る教会が増えている。
4. 教会はエジプト化する。
”ヘブル11:23 信仰によって、モーセは生まれてから、両親によって三か月の間隠されていました。彼らはその子の美しいのを見たからです。彼らは王の命令をも恐れませんでした。
11:24 信仰によって、モーセは成人したとき、パロの娘の子と呼ばれることを拒み、
11:25 はかない罪の楽しみを受けるよりは、むしろ神の民とともに苦しむことを選び取りました。
11:26 彼は、キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる大きな富と思いました。彼は報いとして与えられるものから目を離さなかったのです。”
エジプトとは罪や富にあふれたこの世のことと理解できます。
アメリカの教会はアメリカ政府の強権の下で、この世の論理が、強制され、急速にこの世化している。
<アメリカの教会へのこの世の論理の強制の例>
1. アメリカでは、公園、路上、学校前などで、路傍伝道をしたり、トラクト配布を行うクリスチャン、牧師への逮捕があいついでいる。
2. 公の施設を借りて、クリスチャンが、集会を開き、祈り、メッセージを聞き、賛美することを市の職員が禁止する。
3. 十字架が攻撃されている。
ハイウエイパトロールなどの公の団体に十字架のロゴマークが入っているのは、政教分離の原則に反するとして、撤去を求められる事例があいついでいる。
4. マクドナルドなどの店の場所を借りてクリスチャンが集会を開くと、反対、訴える人がいる。
5 イエスの名によって祈ることが攻撃されている。
警察の家族のために長年、メッセージの奉仕を行っていた、牧師は、教会の上司から、「イエスの名によって祈ってはいけない」との指示をうける。
6. 503C教会法;
キリストの神性、復活、処女降誕、再臨、などの「原理主義的」な教理を主張しない教会は、税制の優遇を受ける。
政府や、行政が、教会に対して、税を通してこの世化するべく、圧力がかかっているわけである。
7. 政府や、州の公共機関が、教会の牧師の任命権を得ようとする動きがある。
すなわち、どの牧師を、任命し、どの牧師を罷免するかをアメリカ政府が任命するわけである。
結果、キリスト教の中心教理を否定するような牧師が多数これから任命される可能性がある。
8. 公の教会がこのようにターゲットにされ、法律の力で、急速にこの世化(エジプト化)するのと平行して、公の教会以外の場所で、クリスチャンが私的に、集会を持つことを禁止するトレンドがある。
クリスチャンや牧師が、自主的に家庭集会を持ったために、逮捕、罰金を受ける事例が相次いでいる。
アリゾナの牧師は家庭集会でメッセージしたため、60日間の拘束、12800ドルの罰金刑を受けた。
これらの事例は、例外や、特別なことでなく、アメリカにおいては、現在一般的なこと、
日常茶飯事として、起きていることである。
5. また、教会は獣化する
”黙示録13:11 また、私は見た。もう一匹の獣が地から上って来た。それには小羊のような二本の角があり、竜のようにものを言った。
13:12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。
13:13 また、人々の前で、火を天から地に降らせるような大きなしるしを行なった。
13:14 また、あの獣の前で行なうことを許されたしるしをもって地上に住む人々を惑わし、剣の傷を受けながらもなお生き返ったあの獣の像を造るように、地上に住む人々に命じた。
13:15 それから、その獣の像に息を吹き込んで、獣の像がもの言うことさえもできるようにし、また、その獣の像を拝まない者をみな殺させた。
13:16 また、小さい者にも、大きい者にも、富んでいる者にも、貧しい者にも、自由人にも、奴隷にも、すべての人々にその右の手かその額かに、刻印を受けさせた。
13:17 また、その刻印、すなわち、あの獣の名、またはその名の数字を持っている者以外は、だれも、買うことも、売ることもできないようにした。
13:18 ここに知恵がある。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。その数字は人間をさしているからである。その数字は六百六十六である。”
上記に書かれている。「小羊のような二本の角を持つ獣」とは、アメリカの強権の下で、獣化した教会の姿であり、近未来の教会の姿である。2本の角とはキリスト教会の2大勢力、カソリックとプロテスタントである。
獣化の意味合いは、人間ではない、ということである。
我々クリスチャンは、人にたとえられる。
” 創世記2:7 その後、神である主は、土地のちりで人を形造り、その鼻にいのちの息を吹き込まれた。そこで、人は、生きものとなった。”
上記で、ちりに神の息を吹き込んだとき、それは人となった。すなわち、神の息、聖霊を持つものが人であり、クリスチャンなのである。
逆に教会が獣となるとき、それは、神の息、聖霊を追い出したため、そのため、教会は獣化したと理解できる。
6. 獣の国アメリカの強権;
これからの終末の時代、世界の教会は急速に獣化し、ソドム化し、エジプト化する。
その様に急速に教会が変化するその裏には、アメリカの世界覇権、支配、強権がある。
以下の言葉はそのアメリカ主導で、教会が獣化することを述べる。
”黙示録13:12 この獣は、最初の獣が持っているすべての権威をその獣の前で働かせた。また、地と地に住む人々に、致命的な傷の直った最初の獣を拝ませた。”
最初の獣、7つの頭と10本の角を持つ一匹の獣大国、すなわち、アメリカの強権の下で、獣教会が権力を握ることが描かれている。
すなわち、アメリカの圧倒的な強権こそが、世界の教会の背教化の鍵であり、原因なのである。
”ダニエル
7:7 その後また、私が夜の幻を見ていると、突然、第四の獣が現われた。それは恐ろしく、ものすごく、非常に強くて、大きな鉄のきばを持っており、食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。これは前に現われたすべての獣と異なり、十本の角を持っていた。”
終末の獣の国が「食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。」ことが書いてある。
日本、ベトナム、イラク、ユーゴなどの国々を、戦争でかみ砕き、また、それ以外の国を「足で踏みつけた」すなわち、支配するアメリカこそこの終末の獣の国である。
今、アメリカでは、800以上の強制収容所が建設されており、2000万人以上が収容可能である、また、そこには、ギロチン、棺おけまで用意されている。
これらは、意味無くよういされたものではなく、いずれ、聖書に記された殉教の日、主のために首を切られる人々が出てくる。
7.アメリカの横暴、強権、キリスト教会への介入は、一時的なものではなく、かねてから、聖書に預言されていた艱難時代をもたらす。その横暴は、キリストの再臨の日まで続く。
”ダニエル8:9 そのうちの一本の角から、また一本の小さな角が芽を出して、南と、東と、麗しい国とに向かって、非常に大きくなっていった。
8:10 それは大きくなって、天の軍勢に達し、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、これを踏みにじり、
8:11 軍勢の長にまでのし上がった。それによって、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所の基はくつがえされる。
8:12 軍勢は渡され、常供のささげ物に代えてそむきの罪がささげられた。その角は真理を地に投げ捨て、ほしいままにふるまって、それを成し遂げた。
8:13 私は、ひとりの聖なる者が語っているのを聞いた。すると、もうひとりの聖なる者が、その語っている者に言った。「常供のささげ物や、あの荒らす者のするそむきの罪、および、聖所と軍勢が踏みにじられるという幻は、いつまでのことだろう。」
8:14 すると彼は答えて言った。「二千三百の夕と朝が過ぎるまで。そのとき聖所はその権利を取り戻す。」”
この箇所では、たとえを用いて、終末の日にアメリカの横暴の下で、教会の土台が揺るがされることが描かれている。
この箇所を解説すると:
”
8:10 それは大きくなって、天の軍勢に達し、星の軍勢のうちの幾つかを地に落として、これを踏みにじり、”
天の軍勢、星の軍勢は、天の星にたとえられるアブラハムの子孫であるイスラエル、すなわち、新約のイスラエルであるクリスチャンのたとえ。そのクリスチャン、教会、教団が、アメリカの強権の下で、地に落とされ、すなわち、この世化し、エジプト化することが描かれている。
”
8:11 軍勢の長にまでのし上がった。それによって、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所の基はくつがえされる。
”
軍勢の長とは、要するに世界のキリスト教会のトップのこと。従って、予想されるこれからのトレンドとしては、世界のキリスト教会がアメリカ主導で、急速に統一、合一され、最終的には全世界のキリスト教会のトップの下でまとめられるようになると思われる。
そのトップ、キリスト教会のトップは獣の国アメリカの、意を受けた人物、おそらくアメリカから選ばれる、と思われる。
「それによって、常供のささげ物は取り上げられ、その聖所の基はくつがえされる。」
常供のささげ物とは、以下の箇所を見る限り、全焼のいけにえ、すなわち、聖霊にある奉仕である。
”民28:3彼らに言え。これがあなたがたが主にささげる火によるささげ物である。一歳の傷のない雄の子羊を常供の全焼のいけにえとして、毎日二頭。”
それは、また、以下の箇所によれば、穀物のささげもの、すなわち、神のみこころに沿ったメッセージである。
”レビ6:20「アロンとその子らが、その油そそがれる日に、主にささげるささげ物は次のとおりである。小麦粉、十分の一エパを常供の穀物のささげ物とする。半分は朝、他の半分は夕方の分である。”
これらが取り除かれるとはどういうことかというと、聖霊ではなく、悪霊のメッセンジャーのみ、教会で公認され、また、ソドム化した、エジプト化した、同性愛公認、この世についたメッセージしか、公の教会では許可されなくなる、ということである。そのような日が預言されている。
「その聖所の基はくつがえされる」
聖所の基とのことばにもたとえが使われていいます。要するにキリスト教会の土台、よって立つ根本的な教理がひっくりかえされる日がくることを語ります。
前述の様に獣の国アメリカはその横暴な強権の下で、キリストの復活、処女降誕、再臨などの教理を語らない教会を奨励し、イエスの名で祈るものを罰し、十字架を取り除こうとしています。
その横暴が加速し、キリスト教会の土台がひっくりかえされる日が来るのでしょう。
”8:12 軍勢は渡され、常供のささげ物に代えてそむきの罪がささげられた。その角は真理を地に投げ捨て、ほしいままにふるまって、それを成し遂げた。”
公の教会では、神によろこばれるメッセージ、奉仕は消え、代わりに神にとっては、冒涜としか思えないようなメッセージ、すなわち、同性愛は聖書的に正しいとか、イエスの名で祈らなくても神は聞いてくれるとのメッセージが語られてくるのでしょう。
「その角は真理を地に投げ捨て、ほしいままにふるまって、それを成し遂げた。」
公の教会において、もう真理を語ることはできなくなるのでしょう。救いはイエスの名のみにある、ということは、もう語ることができなくなるでしょう。
”
8:13 私は、ひとりの聖なる者が語っているのを聞いた。すると、もうひとりの聖なる者が、その語っている者に言った。「常供のささげ物や、あの荒らす者のするそむきの罪、および、聖所と軍勢が踏みにじられるという幻は、いつまでのことだろう。」
8:14 すると彼は答えて言った。「二千三百の夕と朝が過ぎるまで。そのとき聖所はその権利を取り戻す。」”
このアメリカ主導の横暴は、艱難時代の終わりまで続きます。
8.アメリカ、獣の国は神の許しの中で、強権を発するようになる、
世俗化した教会はそれに抗することができない。
アメリカの強権は以下の箇所からわかる
“黙示録13:1 また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった。
13:2 私の見たその獣は、ひょうに似ており、足は熊の足のようで、口はししの口のようであった。竜はこの獣に、自分の力と位と大きな権威とを与えた。
13:3 その頭のうちの一つは打ち殺されたかと思われたが、その致命的な傷も直ってしまった。そこで、全地は驚いて、その獣に従い、
13:4 そして、竜を拝んだ。獣に権威を与えたのが竜だからである。また彼らは獣をも拝んで、「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と言った。
13:5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。
13:6 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。
13:7 彼はまた聖徒たちに戦いをいどんで打ち勝つことが許され、また、あらゆる部族、民族、国語、国民を支配する権威を与えられた。
13:8 地に住む者で、ほふられた小羊のいのちの書に、世の初めからその名の書きしるされていない者はみな、彼を拝むようになる。
13:9 耳のある者は聞きなさい。“
この箇所に「だれがこの獣に比べられよう。だれがこれと戦うことができよう。」と書かれているように、アメリカ主導の強権には、終末の日、どこの国も対抗することができないことを知るべきである。
神が怒りのゆえにその獣の国の台頭を許されるからである。
アメリカが竜、サタンの権威を持ち、全世界に対して反キリスト的な政策を強制するが、世界の誰もそれに対抗することができないようになる。
“
13:5 この獣は、傲慢なことを言い、けがしごとを言う口を与えられ、四十二か月間活動する権威を与えられた。“
傲慢なこと、げがしごとをいう口は、アメリカに与えられている。
アメリカを中心に今、キリスト教や神の教えに対して、あらゆる攻撃や、冒涜的なことばが、おきつつある。
アメリカの公共機関の建造物やマークに十字架や神、キリストなどの文字が使用されているときには、無心論者や、反宗教団体が、訴訟を起こし、撤去されつつある。
“
13:6 そこで、彼はその口を開いて、神に対するけがしごとを言い始めた。すなわち、神の御名と、その幕屋、すなわち、天に住む者たちをののしった。“
今、神の御名とその幕屋、すなわち、天に住む者たちへのののしりは、アメリカで大いに行われている。
例:アメリカ、The Hallmark Apartmentに雇われていた、管理人のDixon夫妻は、解雇された。
その理由は夫妻がアパートの事務室にかざっていたステンドグラス工芸品が「宗教的過ぎる」との理由である。そこには、百合の写真とともに、マタイ6:28「野の百合を見なさい….」とのことばが飾られていた。
イギリスでは、4人の婦人が、「十字架のネックレスをつけているから」との理由で会社から、解雇されている。
“ダニエル7:19 それから私は、第四の獣について確かめたいと思った。それは、ほかのすべての獣と異なっていて、非常に恐ろしく、きばは鉄、爪は青銅であって、食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。
7:20 その頭には十本の角があり、もう一本の角が出て来て、そのために三本の角が倒れた。その角には目があり、大きなことを語る口があった。その角はほかの角よりも大きく見えた。
7:21 私が見ていると、その角は、聖徒たちに戦いをいどんで、彼らに打ち勝った。
7:22 しかし、それは年を経た方が来られるまでのことであって、いと高き方の聖徒たちのために、さばきが行なわれ、聖徒たちが国を受け継ぐ時が来た。
7:23 彼はこう言った。『第四の獣は地に起こる第四の国。これは、ほかのすべての国と異なり、全土を食い尽くし、これを踏みつけ、かみ砕く。
7:24 十本の角は、この国から立つ十人の王。彼らのあとに、もうひとりの王が立つ。彼は先の者たちと異なり、三人の王を打ち倒す。
7:25 彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる。“
“ダニエル7:19 それから私は、第四の獣について確かめたいと思った。それは、ほかのすべての獣と異なっていて、非常に恐ろしく、きばは鉄、爪は青銅であって、食らって、かみ砕いて、その残りを足で踏みつけた。”
終末のキリスト教会の全世界的な背教は、理由無く起きるわけではなく、アメリカの全世界掌握、強権の上に行われる。「その残りを足で踏みつけた。」すなわち、どの国もこの獣の国の強権の下に入ることを理解すること。
“
7:21 私が見ていると、その角は、聖徒たちに戦いをいどんで、彼らに打ち勝った。“
その角、アメリカは、聖徒たち、クリスチャンに戦いをいどんで、彼らに打ち勝ったことが書かれています。
ですので、たとえ、全世界のクリスチャンがどれほど、抵抗しようとも、アメリカ発の背教のトレンドはとどめることはできないでしょう。
十字架は公の場で禁止され、イエスの名により、祈ることは、禁止されるようになるでしょう。
何故、神の助けがあるはずのクリスチャンが獣の国に敗北するのか?
その理由は彼ら、クリスチャンの偽善のゆえです。
かつての日、神の民の国ユダが、その歴史の終わりにその神への背きのゆえにバビロンへ捕囚されていったように、全世界規模のキリスト教もその偽善のゆえに、アメリカ由来の背教に勝利することはできなくなります。
“
7:22 しかし、それは年を経た方が来られるまでのことであって、いと高き方の聖徒たちのために、さばきが行なわれ、聖徒たちが国を受け継ぐ時が来た。“
年を経た方とは、ナザレで生まれて以来2000年もの年を経たイエスキリストのことであり、そのイエスの再臨の日、獣の国の横暴はとどめられ、聖徒、クリスチャンは国を受け継ぐ、天の国を受け継ぐ。
“
7:25 彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き、いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。彼は時と法則を変えようとし、聖徒たちは、ひと時とふた時と半時の間、彼の手にゆだねられる。“
「彼は、いと高き方に逆らうことばを吐き」すなわち、アメリカ由来の反キリスト的な政策はますます進む。
また、「いと高き方の聖徒たちを滅ぼし尽くそうとする。」すなわち、これらの反キリスト的な政策に意をとなえるクリスチャンへの逮捕、投獄、強制収容所送り、ギロチンによる殺害、棺桶への埋葬は進む。
そして、そのアメリカの横暴は終末の日まで決して留まることはなく、「ひと時とふた時と半時の間」すなわち、3年半の艱難時代の日まで続く。
9.教会の変質、背教化は、アメリカ一国でとどまらず、全世界に及ぶ
”黙示録
3:10 あなたが、わたしの忍耐について言ったことばを守ったから、わたしも、地上に住む者たちを試みるために、全世界に来ようとしている試練の時には、あなたを守ろう。”
上記の様に聖書はその試練の時は、全世界に及ぶことを明言している。おかしな教理に惑わされ、終末の備えを怠るなら、永遠にいたる後悔を持つようになる。
また、主も艱難の日への警告は全ての人向けのものであり、アメリカのみ、一部の人のみのものとは、語っていない。
”マルコ13:35 だから、目をさましていなさい。家の主人がいつ帰って来るか、夕方か、夜中か、鶏の鳴くころか、明け方か、わからないからです。
13:36 主人が不意に帰って来たとき眠っているのを見られないようにしなさい。
13:37 わたしがあなたがたに話していることは、すべての人に言っているのです。目をさましていなさい。」”
上記の様に主は終末の日の艱難に関連してそれは、一部の人だけではない、全ての人に言っている、と語っている。
全ての人、すなわち、日本のクリスチャンも例外ではないことを語っている。
10.私たちはどのようにこれからの時代に対応するべきか?
仮庵の祭りの祭り、すなわち、地下教会を備えることが大事である。
”ネヘミヤ8:14 こうして彼らは、主がモーセを通して命じた律法に、イスラエル人は第七の月の祭りの間、仮庵の中に住まなければならない、と書かれているのを見つけ出した。
8:15 これを聞くと、彼らは、自分たちのすべての町々とエルサレムに、次のようなおふれを出した。「山へ出て行き、オリーブ、野生のオリーブの木、ミルトス、なつめやし、また、枝の茂った木などの枝を取って来て、書かれているとおりに仮庵を作りなさい。」
8:16 そこで、民は出て行って、それを持って帰り、それぞれ自分の家の屋根の上や、庭の中、または、神の宮の庭や、水の門の広場、エフライムの門の広場などに、自分たちのために仮庵を作った。
8:17 捕囚から帰って来た全集団は、仮庵を作り、その仮庵に住んだ。ヌンの子ヨシュアの時代から今日まで、イスラエル人はこのようにしていなかったので、それは非常に大きな喜びであった。”
仮庵の祭りの主旨は、自分の家があるのに、自分の家に住まず、逆に自分の家を出て、
家の屋根、屋上に仮の庵を作り、そこに住むことである。家は教会のたとえであり、
教会を出ること、地下教会を作ることのたとえである。
それは、新約の以下の主の奨励と重なる。
”マタイ 24:16 そのときは、ユダヤにいる人々は山へ逃げなさい。
24:17 屋上にいる者は家の中の物を持ち出そうと下に降りてはいけません。
24:18 畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。”
屋上とは、仮庵の時、屋上に仮庵を作っている人に語られているものであり、仮庵を出るな、地下教会をでるな、と語られているのである。
「畑にいる者は着物を取りに戻ってはいけません。」とは、何か教団の地位や、収入が約束されても、それをえさに背教の教会へ戻らないことが語られている。
11. 何故神は艱難時代を終末の日にもたらすのか?
その理由は、神が終末の日に背教の教会に対して、よりわけ、選択を行い、麦は蔵に入れ、毒麦は火で焼こうと志しておられるからである。
終末の日に神の民に対してより分け、選別が行われることは聖書の常識である。
”マタイ13:24 イエスは、また別のたとえを彼らに示して言われた。「天の御国は、こういう人にたとえることができます。ある人が自分の畑に良い種を蒔いた。
13:25 ところが、人々の眠っている間に、彼の敵が来て麦の中に毒麦を蒔いて行った。
13:26 麦が芽生え、やがて実ったとき、毒麦も現われた。
13:27 それで、その家の主人のしもべたちが来て言った。『ご主人。畑には良い麦を蒔かれたのではありませんか。どうして毒麦が出たのでしょう。』
13:28 主人は言った。『敵のやったことです。』すると、しもべたちは言った。『では、私たちが行ってそれを抜き集めましょうか。』
13:29 だが、主人は言った。『いやいや。毒麦を抜き集めるうちに、麦もいっしょに抜き取るかもしれない。
13:30 だから、収穫まで、両方とも育つままにしておきなさい。収穫の時期になったら、私は刈る人たちに、まず、毒麦を集め、焼くために束にしなさい。麦のほうは、集めて私の倉に納めなさい、と言いましょう。』」”
また、ハガイ書では、揺り動かしの日が来ることが預言されている。
”ハガイ2:6 まことに、万軍の主はこう仰せられる。しばらくして、もう一度、わたしは天と地と、海と陸とを揺り動かす。
2:7 わたしは、すべての国々を揺り動かす。すべての国々の宝物がもたらされ、わたしはこの宮を栄光で満たす。万軍の主は仰せられる。
2:8 銀はわたしのもの。金もわたしのもの。――万軍の主の御告げ。――”
国々の揺り動かしの時とは終末の艱難時代であり、その揺り動かしの結果、
国々の宝物、すなわち、宝の民がもたらされる。
すなわち、艱難の中でも忠実なわずかな宝の民が神の前にもたらされる。
人間中心の考えに基づかず、神の立場に立って考えるなら、神は全ての背教の民を天の御国へ入れようとは思っておられない。逆に終末の艱難を通して民をよりわけ、真にみことばに忠実な少数の人々を選びたいと思っておられる。
12.3年半の艱難の時代は民のよりわけの時代である。
かつての日、主の初降臨の日においても、その公生涯の3年半は、民のよりわけとして
用いられた。
その3年半の最後まで、忠実だった弟子たちに主は以下の様に天の御国を約束されている。
”ヨハネ 14:1 あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。
14:2 わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えに行くのです。
14:3 わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。
14:4 わたしの行く道はあなたがたも知っています。」”
だから、3年半の艱難時代の最後まで忠実なものたちは、主とともに、父の家の住まいへ入る人々である。
また、「わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。
わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」と書かれているように、主の再臨は基本的にはこのように忠実な弟子に対して行われるものである。
13..終末ヨタ話を信じてはいけない。
上記がこれから教会に起きる近未来のできごとであり、聖書が語っている未来である。
しかし、ウリスチャンが真理から目を離し、偽りを信じるようにあらゆるガセネタ、ヨタ話が教会に広がっている。
それは、以下のことばの成就である。
”2テサ2:9 不法の人の到来は、サタンの働きによるのであって、あらゆる偽りの力、しるし、不思議がそれに伴い、
2:10 また、滅びる人たちに対するあらゆる悪の欺きが行なわれます。なぜなら、彼らは救われるために真理への愛を受け入れなかったからです。
2:11 それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。
2:12 それは、真理を信じないで、悪を喜んでいたすべての者が、さばかれるためです。”
艱難前携挙説を始めとするあらゆるインチキ教理が広がるその理由は、「それゆえ神は、彼らが偽りを信じるように、惑わす力を送り込まれます。」とのことばの成就。
神の民への選別はすでに行われつつあり、偽善的な人々は偽りをつかみつつある。
ー以上ー
レムナントキリスト教会
お問合わせ
Tel
E-mail koukanojisan★yahoo.co.jp
(★の箇所を@に変換してください)
天皇家は万世一系のダビデ王朝の末裔である!警告の角笛シリーズ エレミヤ著