聖書箇所 マタイの福音書17:10‐13
17:10 そこで、弟子たちは、イエスに尋ねて言った。「すると、律法学者たちが、まずエリヤが来るはずだと言っているのは、どうしてでしょうか。」
17:11 イエスは答えて言われた。「エリヤが来て、すべてのことを立て直すのです。
17:12 しかし、わたしは言います。エリヤはもうすでに来たのです。ところが彼らはエリヤを認めようとせず、彼に対して好き勝手なことをしたのです。人の子もまた、彼らから同じように苦しめられようとしています。」
17:13 そのとき、弟子たちは、イエスがバプテスマのヨハネのことを言われたのだと気づいた。
「『エリヤが来る』ということばを通して語っていること」というテーマで、みことばに沿ってみていきたいと思います。
「エリヤ」という人物を多くのクリスチャンはご存知だと思います。エリヤは、旧約聖書の中に登場する預言者のひとりであります。そして、なぜかここで、弟子たちがイエスさまにエリヤについて質問をしています。「すると、律法学者たちが、まずエリヤが来るはずだと言っているのは、どうしてでしょうか。」と。それに対してイエスさまは、「エリヤはもうすでに来たのです。」と答えておられます。弟子たちは、律法学者が言っていたように、これからエリヤが来る、と思っていました。しかし、ここで、もう、すでに来た、ということをイエスさまから聞いて、そのときに、それはバプテスマのヨハネのことだということに気づきました。つまり、「エリヤ」とは、バプテスマのヨハネのことだったのです。
そしてバプテスマのヨハネが何をしたのか?は、11節にありますように、「立て直し」をしました。KJV訳では、「元通りにする」とあります。それでは元通りにするために、具体的に彼が行ったのか?と言うと・・・下記、みことばをみてみましょう。
参照 マタイの福音書3:1‐3
3:1 そのころ、バプテスマのヨハネが現われ、ユダヤの荒野で教えを宣べて、言った。
3:2 「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。」
3:3 この人は預言者イザヤによって、「荒野で叫ぶ者の声がする。『主の道を用意し、主の通られる道をまっすぐにせよ。』」と言われたその人である。
そうなんです。悔い改めを語り、道をまっすぐにすることを言われたのです。なぜ、そうしたのでしょうか?それは、この時の時代背景を考えてみればわかることなのですが・・・聖書の専門家と自認するパリサイ人や律法学者をはじめ、多くの神の民と呼ばれる人々、今で言えば、クリスチャンが背信の道を歩んでいたからです。その証拠に、神から遣わされた救い主イエス・キリストのことを認められず、それどころか悪霊や異端呼ばわりをし、さいごは十字架に付けて殺してしまいました。そんな風に、神を崇める多くの人々が道を乱していた時代だったので、バプテスマのヨハネは、「悔い改めよ。道をまっすぐにせよ」ということを言われたのです。悔い改めを呼びかける働き、これこそがまさしくさきほど話しましたように、「元通りにする」ことなのであります。具体的には、恐らく、あらゆる曲がった教理やおかしな霊を本来の位置に戻す働きを担っていたのでしょう。そしてその働きが行われたのは、キリストが来臨した時、つまり公生涯の三年半の時だったのでしょう。
そしてこれは、新約時代の予表を示す型なのではないか?と思われるのです。来るべきエリヤ、すなわちバプテスマの働きは、この終末においても再現するのでは?と思うのです。なぜか?と言うと、聖書では終末のさいごに三年半の艱難時代があることを語るからです。また、この三年半という期間は、まさにイエスさまの公生涯の三年半とピッタリ符合しますよね?そういう意味合いで、今の時代を霊的な視点で見るなら・・・バプテスマのヨハネやイエスさまの時代、つまり旧約の末と同様、今の新約の終末も、教会やクリスチャンの教理や霊が徐々に変質しつつある時なのでは?と思います。
一例を挙げるなら・・・今しがた、三年半の艱難時代のことを語りましたが、しかし、キリスト教会において、「クリスチャンは、艱難は通らずに、その前に携挙されます」なんていうことが言われています。また、「地獄は無い」とか「進化論はあまりにも科学的なので否定できない。創世記は神話で、進化論のほうが正しい」なんていうことが言われているそうです。ですから、今の時代も、「立て直し」(元に戻す)の働きが必要と思われるのですが、いかがでしょうか?それこそ、主の道が曲がっているので、まっすぐにする必要があると思うのですが、どうでしょうか?曲がったままだと、入るべき天の御国が入れないと、そのように思うのですが・・・
ちなみに、レムナントキリスト教会は、このまま行くと、天の御国が危ない!ということをみことばや現実のキリスト教会の状況を通して、示しを受けましたので、「警告」の働きをしております。「警告」なんていうと、少し偉そうな聞こえかもしれませんが、要は、曲がった教理やおかしな霊を元に戻す、という働きであります。まさしくバプテスマのヨハネが行っていたことをそのまま実践しているのであります。みことばから、「これはおかしいので、気を付けてくださいね」なんていうことを、礼拝のメッセージやHPの働きや角笛のニュースレター等を通して、わずかながらも担っております。そうしていくときに、真理を見たり、方向を転換する、なんていう方もわずかながらもおられます。ただし、そんな風に良いことばかりか?と言うと、そうではなく、「エリヤを認めようとせず」と言われているとおりでありまして、残念ながら、大半のクリスチャンから相手にされていません。また、「苦しめられる」とありますように、時として、「もう、ニュースレターを送らないでください」なんていう風に、苦情の連絡をいただくこともあります。こちらとしては、良かれと思って行ったことなのですが、しかし、拒否されてしまう、なんていうことも往々にしてあります。頻繁でなくても、そういったことは、きっと、今後もあり得ると思うのですが、だからと言って、やめてしまうのか?と言うと、そうではなく、ひとりでも多くの人が真理を見るように、救われるように祈りつつ、益々この働きに力を入れていきたい、と思っています。たとえ、人々から認められなくても、多少なりとも苦しい目に会ったとしても、です。
レムナントキリスト教会の証は、このような感じなのですが・・・繰り返しますが、今の時代も、エリヤの働き、すなわちバプテスマのヨハネの働きを担っていくことに大いに御心があるのでは?と思います。その際、たしかに人々からは喜ばれませんし、場合によっては全く相手にもされない、なんていうこともあるかもしれませんが・・・しかし今は、多くのキリスト教会やクリスチャンが主の道を乱しつつありますので、曲がった教理やおかしな霊を「元通り」にすることにポイントがあるように思います。もし、御心を感じましたら、共にこの働きを担っていきたいと思います。
反対に、曲がった道をずっと歩み続けていくときに、天の御国は保障されない可能性がありますので、そのあたりは気をつけていきたいと思います。よろしければ、こういうこともご理解いただけると幸いに思います。
レムナントキリスト教会
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