聖書箇所 ヨハネの黙示録12:11
12:11 兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った。彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった。
「聖霊の証によって、サタンに勝利する!」というテーマで、みことばに沿ってみていきたいと思います。
冒頭のみことばで、兄弟たちが小羊の血(キリストの霊)と証のゆえに、彼、(竜、サタン)に打ち勝った、と言われています。分かりやすく言うと、聖霊による証を通して、サタンに勝ち、永遠の命をゲットした、ということです。ちなみにこれはどんな場面か?背景なのか?と言うと、この箇所だけでは、今ひとつよく分からないかもしれませんが、その前の箇所にヒントがありますので見てみましょう。
参照 ヨハネの黙示録12:10
12:10 そのとき私は、天で大きな声が、こう言うのを聞いた。「今や、私たちの神の救いと力と国と、また、神のキリストの権威が現われた。私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者が投げ落とされたからである。
「私たちの兄弟たちの告発者、日夜彼らを私たちの神の御前で訴えている者」と書かれています。このことばから、どんな場面かを想像することができます。「訴え」ということばで思い出すのは、イエスさまが十字架に付けられる前に祭司長たちに訴えられましたよね。祭司長だけでなく、群衆もこぞって「この人を十字架に付けて除け!」と叫びました。イエスさまの時、まさに旧約時代の終わりに、このことは起きました。正しく神の御心を行ったゆえに訴えられた、ということが、です。さて、よく話しているように、新約時代の終わりにも、旧約時代の終わりに起きたことが再現します。そしてそれが再現するのは、まさしく「艱難時代」の時です。そう、聖書に書かれているように、かつてもなく今後もないようなひどい苦難の時、つまり艱難時代の時にも・・・当時の祭司長やパリサイ人や群衆のように、惑わされた神の民から、イエスさまのようにみことばに忠実なクリスチャンが告発されるいうキャンペーンが起きてくると思われます。「あいつはおかしいクリスチャンだ。異端だ!カルトだ!だから訴えろ!」と。つまり11節で言われているのは、艱難時代の時のことなのです。
そして恐らく、これから正しいクリスチャンを訴えるための口実として、おかしな法律が獣の国アメリカを起点に各国に制定されていくかと思われます。つまり艱難時代には正しくみことばにつくクリスチャンは、法律をもとに訴えられて証言台に立たされていくであろうと思われるのですが、「兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った」と書かれているように、その時に小羊の血、つまりイエス・キリストの霊(聖霊)による証をして、彼、サタンの力に打ち勝つのです。艱難時代に正しく主につくクリスチャンが訴えられて証をすることについては、他の箇所にも書かれているので見てみましょう。
参照 マタイの福音書10:17,18
10:17 人々には用心しなさい。彼らはあなたがたを議会に引き渡し、会堂でむち打ちますから。
10:18 また、あなたがたは、わたしのゆえに、総督たちや王たちの前に連れて行かれます。それは、彼らと異邦人たちにあかしをするためです。
上記みことばは、イエスさまが弟子たち言われたことばです。17節で、「議会に引渡し、」とあり、これは先ほどの「訴える」ということと同じことを言われています。そして18節「彼らと異邦人たちにあかしをするため」とあり、これはまさに「自分たちのあかしのことば」と符号するのでは?と思います。もし、私たちが艱難時代を通り、あわや議会に引き渡されたときには、もしかするとこんな風に「証」をするチャンスが与えられるのかもしれません。たしかに訴えられて、議会に引き渡されるのは人間的には喜ばしいことではないのですが、それだけを見ていてはいけません。そのあとの「彼らと異邦人たちにあかしをするためです」という神さまの救いのご計画を見落としてはいけないのです。
艱難時代において、正しいクリスチャンの逮捕や投獄、議会等を通して、真理を見て救われる人を想定してこれらのことばが書かれていることを理解して、私たちはその時にどうするのか?ということを正しく対応する必要があるのです。そして万が一にも、証をする機会が与えられたのなら、それこそ、「小羊の血」すなわちキリストの霊、つまり聖霊によって、イエスさまについて証をするのです。それに関しても、マタイの福音書には、「人々があなたがたを引き渡したとき、どのように話そうか、何を話そうかと心配するには及びません。話すべきことは、そのときに示されるからです。というのは、話すのはあなたがたではなく、あなたがたのうちにあって話されるあなたがたの父の御霊だからです」ということが書かれています。そうなんです、私たちが前もってあれこれと考えなくても、「あなたがたの父の御霊が話す」と言われているように、語ることばは聖霊が示してくださるので、そのことを信じて、ただ聖霊に導かれるままにその時にはぜひ、証をしたいと思います。
ですから「訴えられたから、もうダメだぁ~」なんて、落胆してはいけません。そういう状況の中で、証を通して救われる人々もいる、という面もきちんととらえていきたいと思います。また、「彼らは死に至るまでもいのちを惜しまなかった」とあるように、もしかすると証をしたがゆえに、最悪「死罪」に定められることもあるかもしれません。でも、そのことを恐れて証をしない、ということには全くポイントはありません。「いのちを惜しまなかった」とあるように、たとえ肉体の命が危なくなったとしても、証をするチャンスが与えられたときには、聖霊が示されるままに、神さまを見上げて大胆に証をしたいと思います。繰り返すようですが、それによって救われる人々もいるかもしれませんので。
ちなみに「いのちを惜しまなかった」のところはKJV訳では「いのちを愛さなかった」とあります。聖書の別の箇所で、「自分のいのちを愛する者はそれを失い、この世でそのいのちを憎む者はそれを保って永遠のいのちに至るのです」というみことばがありますが、このことばは、まさに「いのちを惜しまなかった」つまり「いのちを愛さなかった」ということを言われているのではないでしょうか?ゆえに実際に殉教するかどうかは別としても、自分の肉体の命に過剰に固執するあまり、証をするのを惜しんで、あるいはその場になって、キリストの名を否定したりして、クリスチャンの最も尊いもの、「永遠の命」を失うことのないように気を付けていきたいと思います。なので、いざ、証言台に立たされた時に、きちんと証をすることができるように今から備えていくことにポイントがあります。そのことを実践していくときに、万が一そういった場面に遭遇した際に、慌てふためくことなく、正しく対応できると思います。そして「兄弟たちは、小羊の血と、自分たちのあかしのことばのゆえに彼に打ち勝った」のみことばが、そういう人の上には必ず成就していくでしょう。
反対に臆病になって、証をしなかったり、それどころか正しいクリスチャンを訴える立場に回っていくときに、同じ黙示録12章12節「地と海とには、わざわいが来る」のことばが成就してしまいます。ちなみに「わざわい」のところは、KJV訳では、「悲痛」「苦悩」「苦難」と書かれています。「地」は、「この世」のことを指すと思われますので、「みことばにつかないこの世的なクリスチャンは悲痛や苦難に会うぞ!」ということを言われていると思います。これって、ひょっとしたら「永遠の命」を得られないという可能性があるのでは?と思います。だとしたら、要注意だ!ということは、ひと言申し上げておきますね。
ですから繰り返しますが、肉体の命をはじめ、この世の一時的なことにとらわれて、大事なものを失って千載の悔いを残してしまうことのないようにくれぐれも気を付けていきたいと思います。たしかに艱難時代は、正しくみことばにつくクリスチャンにとって、イエスさまと同じく、色々と不利なことや理不尽なことがゆるされる時ではありますが、そんな時にあっても、いえいえそんな時だからこそ、益々イエスさまにあって信仰を堅くして、その時のための備えも怠りなく行い、サタンに打ち勝っていきたいと思います。
証
艱難時代の備えをするようになってから、早5年の歳月が流れようとしています。弟子訓練や主の奉仕をはじめ、必要な備えに日々神さまから示しや助けや導きをいただいて備えをさせていただいています。そのことに関しては、祈りがメインですが、そうすると、「この部分が足りない」とか「まだまだこれが弱い」とかということを、試練や困難をはじめ、あらゆる角度から神さまに強化すべき部分を教えていただけます。もちろんそのことは、これから到来する艱難時代に大いに役立つものとなると思いますが、しかしそれよりも何よりも、現時点における様々な試練や苦難や困難にとても役立っています。
また、教会の礼拝ではローテーションで月に1,2度証をしたり、弟子訓練の集会では1~2ヶ月に一度ほどの割合でメッセージをする訓練もあり、それらも十分にその時の備えになっていると思います。いざ、証言台に立つ、というチャンスが与えられましたら、その時には、ぜひ、聖霊さまが導かれるままに証をさせていただけたらなぁと思います。証を通して、一人でも多くの人が救われたら・・・と、そんな思いで証をすることができたら、と思います。そしてサタンに勝利したいと思います。
前にも話したと思いますが、大分以前に夢を通して神さまから「艱難時代の備えをしていきなさい」という語りかけを受けてから、今日に至るまでイエスさまに支えられて備えをさせていただいていますが、これからもイエスさまを頼って続けていきたいと思います。また、本日の箇所を通して、最後までイエスさまの前に忠実なしもべとなって歩みをしていきたい!と新たに決意することができまして感謝でした。いつも大切なことを語ってくださる神さまに栄光と誉れがありますように。
レムナントキリスト教会
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