詩篇83篇 2014.11.2
歌。アサフの賛歌
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83:1 神よ。沈黙を続けないでください。黙っていないでください。神よ。じっとしていないでください。
83:2 今、あなたの敵どもが立ち騒ぎ、あなたを憎む者どもが頭をもたげています。
83:3 彼らは、あなたの民に対して悪賢いはかりごとを巡らし、あなたのかくまわれる者たちに悪だくみをしています。
これらの節はどういうことに関して、あるいは何を指して語っているのか?
艱難時代の時のこと、すなわち「兄弟が兄弟を訴える時」について語られている
そして艱難時代において、「祈り」が必要
参照 ルカの福音書18:1‐8
18:1 いつでも祈るべきであり、失望してはならないことを教えるために、イエスは彼らにたとえを話された。
18:2 「ある町に、神を恐れず、人を人とも思わない裁判官がいた。
18:3 その町に、ひとりのやもめがいたが、彼のところにやって来ては、『私の相手をさばいて、私を守ってください。』と言っていた。
18:4 彼は、しばらくは取り合わないでいたが、後には心ひそかに『私は神を恐れず人を人とも思わないが、
18:5 どうも、このやもめは、うるさくてしかたがないから、この女のために裁判をしてやることにしよう。でないと、ひっきりなしにやって来てうるさくてしかたがない。』と言った。」
18:6 主は言われた。「不正な裁判官の言っていることを聞きなさい。
18:7 まして神は、夜昼神を呼び求めている選民のためにさばきをつけないで、いつまでもそのことを放っておかれることがあるでしょうか。
18:8 あなたがたに言いますが、神は、すみやかに彼らのために正しいさばきをしてくださいます。しかし、人の子が来たとき、はたして地上に信仰が見られるでしょうか。」
艱難時代はペテロやヤコブやヨハネやパウロのような選民、すなわち「宝の民」は「苦難」に会う、その時に「祈り」が必要
今、あなたの敵どもが立ち騒ぎ、あなたを憎む者どもが頭をもたげています:世の終わり、「神の民」と言いながら、「神の敵」となる人が立ち騒ぐ
イエスさまの時もそうだった、当時のパリサイ人や律法学者は宗教の専門家であり、なおかつそのことを商売としていた、今の時代も同じで彼らの立場のような人たちが台頭してくる
彼らは、あなたの民に対して悪賢いはかりごとを巡らし、あなたのかくまわれる者たちに悪だくみをしています:終末、二種類の神の民がいる
①あなた(神)の民②迫害する民
クリスチャンは一枚岩ではない
クリスチャンは「麦と毒麦」とに二分される、そして「毒麦」のほうが多くなる
イエスさまの時も正しい人は少数だった、群衆やパリサイ人をはじめ悪い人たちがイエス・キリストのことを迫害したり訴えたりした、終末はそのことが再現される時、イエスさまのように歩んでいる人、すなわち神の目に正しい人が同じような目に会う
世の終わりは惑わされたクリスチャンが正しい人に対して罠を仕掛けたり、悪巧みをしたりする
Ex1:かつて「原理主義者」ということばは「聖書のことばに忠実な人」と、良い意味合いで使われていた、しかし今、「原理主義者」をカルト扱いしたり、異端呼ばわりしたりと、悪い方向へと引っ張っている、そしてそれはサタンの巧妙な罠
Ex2:今、カトリックではプロテスタントとの合同を提唱したり、あるいはイスラム教や仏教徒を受け入れたりして、「キリスト以外にも救いがある」と言っている、しかしこれは正しいクリスチャンにとって「罠」になる、それは正しいクリスチャンを「罪」に陥れる方向となる、また、それは「揺り動かし」ともなる
たとえば「同性愛」は「性同一障害」と言って、聖書で禁じている「同性愛」を受け入れる方向へきている、しかしこういうことを通して、私たちの「真価」とか「本音」が問われる、また、その時はそういったことが神の前にあらわになる時とも言える、要するに「天下の分かれ目」の時に来ている
でも、「あなたのかくまわれる者」とあるように、その時には主にかくまってもらうことに大きなポイントがある、そしてそれは「地下教会」に通じる、すなわち「公の教会」からかくまわれることにポイントがある
83:4 彼らは言っています。「さあ、彼らの国を消し去って、イスラエルの名がもはや覚えられないようにしよう。」
彼らの国を消し去って:正しいクリスチャンは消し去られる
惑わされたクリスチャンが正しいクリスチャンに「敵意」を剥き出しにする、このことは「兄弟が兄弟を訴え兄弟は兄弟を死に渡し、父は子を死に渡し、子どもたちは両親に立ち逆らって、彼らを死なせます」のみことばに通じる、そしてそれは実現する
しかしそうではあっても、「脅し」とかに関して、どう対応するか?は個々における人の責任や判断になる
83:5 彼らは心を一つにして悪だくみをし、あなたに逆らって、契約を結んでいます。
正しいクリスチャンに逆らう人々は、「契約」を結ぶ
参照 ダニエル書9:27
9:27 彼は一週の間、多くの者と堅い契約を結び、半週の間、いけにえとささげ物とをやめさせる。荒らす忌むべき者が翼に現われる。ついに、定められた絶滅が、荒らす者の上にふりかかる。」
彼:反キリスト
多くの者:クリスチャン
「堅い契約」とは、神がアブラハムと結んだ「契約」に通じる、ここでは「反キリストと結ぶ契約」のことを言われている
しかし反キリストと契約を結ぶなら、「永遠のさばき」に入る
たしかにこの世においては反キリストと結んだ人が一時的には優勢になる、でも、いずれ恥を受けたり、さばきに入ったりする
83:6 それは、エドムの天幕の者たちとイシュマエル人、モアブとハガル人、
83:7 ゲバルとアモン、それにアマレク、ツロの住民といっしょにペリシテもです。
83:8 アッシリヤもまた、彼らにくみし、彼らはロトの子らの腕となりました。セラ
天幕:礼拝
「エドム」はヤコブの兄
ゆえにここに書かれている人々は、クリスチャンと無縁の人たちではない
「エドム」もクリスチャンの型、しかしクリスチャンの血族の人たちが「迫害者」になる、ということを言われている
「アモン人、モアブ人、イシュマエル人」もアブラハムの血族、つまりクリスチャン
ここでも「クリスチャンは一枚岩ではない、神の前に区分がある」ということを語っている
正しいクリスチャンは、同じクリスチャン仲間から色々と「迫害」がくる
この世に着いたクリスチャンが、正しいクリスチャンを「迫害」する
「イシュマエル人」の祖先はイスラム教
「アッシリヤ」は北イスラエルの捕囚の地、また、「北イスラエル」は「カトリック」の別名、ゆえにカトリックのクリスチャンも悪い意味合いで用いられる
ちなみにカトリックのクリスチャンに関して世の終わり、二面ある
①正しいクリスチャンを迫害する
②サマリヤの女のようにキリストに立ち返る人もいる
「カトリックの霊」は狂暴で、正しいクリスチャンへ「敵意」を抱いている
また、カトリックの教理に同調してはダメ
83:9 どうか彼らを、ミデヤンや、キション川でのシセラとヤビンのようにしてください。
迫害する人は、結局滅ぼされる
83:10 彼らは、エン・ドルで滅ぼされ、土地の肥やしとなりました。
ギデオンに滅ぼされた人々
83:11 彼らの貴族らを、オレブとゼエブのように、彼らの君主らをみな、ゼバフとツァルムナのようにしてください。
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83:12 彼らは言っています。「神の牧場をわれわれのものとしよう。」
神の牧場をわれわれのものとしよう:正しいクリスチャンの信仰を分捕ってやろう!
83:13 わが神よ。彼らを吹きころがされる枯れあざみのように、風の前の、わらのようにしてください。
風:霊的な事柄
風の前の、わらのようにしてください:正しくない人は「惑わしの霊」でやられていく
参照 ルカの福音書23:13‐18,20‐23
23:13 ピラトは祭司長たちと指導者たちと民衆とを呼び集め、
23:14 こう言った。「あなたがたは、この人を、民衆を惑わす者として、私のところに連れて来たけれども、私があなたがたの前で取り調べたところ、あなたがたが訴えているような罪は別に何も見つかりません。
23:15 ヘロデとても同じです。彼は私たちにこの人を送り返しました。見なさい。この人は、死罪に当たることは、何一つしていません。
23:16 だから私は、懲らしめたうえで、釈放します。」
23:17 [本節欠如]
23:18 しかし彼らは、声をそろえて叫んだ。「この人を除け。バラバを釈放しろ。」
23:20 ピラトは、イエスを釈放しようと思って、彼らに、もう一度呼びかけた。
23:21 しかし、彼らは叫び続けて、「十字架だ。十字架につけろ。」と言った。
23:22 しかしピラトは三度目に彼らにこう言った。「あの人がどんな悪いことをしたというのか。あの人には、死に当たる罪は、何も見つかりません。だから私は、懲らしめたうえで、釈放します。」
23:23 ところが、彼らはあくまで主張し続け、十字架につけるよう大声で要求した。そしてついにその声が勝った。
群衆やパリサイ人は皆、「変な霊」でやられている
彼らは非常に大きな「惑わし」に入った、正しい人(イエス・キリスト)が「極悪に見える」という「惑わし」に入った
そして彼らは、自分たちは熱狂的に正しいと思っている、しかしこれが「霊」の恐ろしい惑わし
惑わされるか?惑わされないか?に関しては、その人の「歩み」に関わっていく
83:14 林を燃やす火のように、山々を焼き尽くす炎のように、
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83:15 そのように、あなたのはやてで、彼らを追い、あなたのあらしで彼らを恐れおののかせてください。
83:16 彼らの顔を恥で満たしてください。主よ。彼らがあなたの御名を慕い求めるようにしてください。
83:17 彼らが恥を見、いつまでも恐れおののきますように。彼らがはずかしめを受け、滅びますように。
16,17節:惑わされたクリスチャンは、結局のところ神の前にも人の前にも、「恥」を受ける
83:18 こうして彼らが知りますように。その名、主であるあなただけが、全地の上にいますいと高き方であることを。
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〔83篇の結論〕
世の終わり、二種類のクリスチャンがいる
ロトの子孫エドムと呼ばれるクリスチャンがいる、彼らは歩みが正しくないために惑わされた、しかしそれに気付かずに「自分を正しい」とし、正しいクリスチャンを迫害したり、死に至らせたりする
父が子を死に渡したり、兄弟が兄弟を訴えたりする時がくる、その日を正しく理解して歩んでいくことに御心がある
レムナントキリスト教会
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