エステル記4章 2012.5.6
メッセージの前に、ひと言
聖書の一般的な読み方:キリストについての教え、証がある
たとえば、エステル記に出てくる「モルデカイ」は、聖霊、キリストの型といえる
そういったことを念頭に置いて、読んでいくと、わかりやすい
4:1 モルデカイは、なされたすべてのことを知った。すると、モルデカイは着物を引き裂き、荒布をまとい、灰をかぶり、大声でひどくわめき叫びながら町の真中に出て行き、
4:2 王の門の前まで来た。だれも荒布をまとったままでは、王の門にはいることができなかったからである。
今、言ったように、モルデカイは、聖霊、キリストの型
聖霊は、身を低くして、わたしたちのとりなしをしてくださったり、守ってくださったり、助けてくださったりする方
「荒布をまとい、灰をかぶり、大声でひどくわめき叫びながら町の真中に出て行き、」と書かれているように、わたしたちの悲劇のために、一生懸命とりなしてくださる方
ゆえに、モルデカイは、わたしたちを滅びから守ってくださる聖霊の型と言える
参照 ローマ人への手紙8:26,27
8:26 御霊も同じようにして、弱い私たちを助けてくださいます。私たちは、どのように祈ったらよいかわからないのですが、御霊ご自身が、言いようもない深いうめきによって、私たちのためにとりなしてくださいます。
8:27 人間の心を探り窮める方は、御霊の思いが何かをよく知っておられます。なぜなら、御霊は、神のみこころに従って、聖徒のためにとりなしをしてくださるからです。
「言いようもない深いうめき」とは、まさに、「大声でひどくわめき叫びながら」のことばに通じる
わたしたちは、御霊にとりなされ、守られ、滅びに入らない
聖霊の1つの働き:滅びに至らないために、奔走したり、とりなしたりして、わたしたちのために、いのち(永遠のいのち)への道を開いてくださる
聖霊は、先のことをご存知で、そのための策を開いてくださる
聖霊の声に聞きしたがっていくことにポイントがある
滅びに対して、嘆き、叫びながら、とりなしてくださる
聖霊はハッキリした未来に対して、叫び、なんとか救おうとされている
ゆえに、頑固になってはダメ
神の声にしたがう
聖霊がとりなしてくださっているということを感じるような祈りになっていきたい
4:3 王の命令とその法令が届いたどの州においても、ユダヤ人のうちに大きな悲しみと、断食と、泣き声と、嘆きとが起こり、多くの者は荒布を着て灰の上にすわった。
4:4 そのとき、エステルの侍女たちと、その宦官たちがはいって来て、彼女にこのことを告げたので、王妃はひどく悲しみ、モルデカイに着物を送って、それを着させ、荒布を脱がせようとしたが、彼はそれを受け取らなかった。
「荒布を脱がせようとしたが、彼はそれを受け取らなかった」という言葉に語りかけがある
荒布を着たまま、つまり、聖霊は、嘆きをずっと持ち続けている
滅びの道を歩んでいるなら、聖霊は嘆いておられる
ゆえに、敬意を払って、変えるべきところは、変えていきたい
4:5 そこでエステルは、王の宦官のひとりで、王が彼女に仕えさせるために任命していたハタクを呼び寄せ、モルデカイのところへ行って、これはどういうわけか、また何のためかと聞いて来るように命じた。
4:6 それで、ハタクは王の門の前の町の広場にいるモルデカイのところに出て行った。
4:7 モルデカイは自分の身に起こったことを全部、彼に告げ、ハマンがユダヤ人を滅ぼすために、王の金庫に納めると約束した正確な金額をも告げた。
物事には、順番がある
まず、モルデカイの嘆きがあり、エステルがそのことを察知し、聞いて、行動に入る
これは、祈りのパターン
聖霊に祈りを聞く
祈りを通して、天との交流がある
教会は、神の使いが上り下りするところ
参照 創世記28:12
28:12 そのうちに、彼は夢を見た。見よ。一つのはしごが地に向けて立てられている。その頂は天に届き、見よ、神の使いたちが、そのはしごを上り下りしている。
モルデカイとエステルの間に祈りがあった
祈りを通して、何が嘆きで、どのようなことが問題かが、分かる
モルデカイは分かっている、しかし、エステルは聞かないと、とんちんかんになるので、聞いて、的確に行なう、正しい行動を行なう
祈りによって、聞いていくべきことを聞いていく
祈りがないと、的外れになる
7節に書かれている「正確な金額」について
このことは、1万タラント(贖いの代金)に通じる、ゆえに、ハマンの計画していることは、永遠のいのちを失う攻撃であることが理解できる
4:8 モルデカイはまた、ユダヤ人を滅ぼすためにシュシャンで発布された法令の文書の写しをハタクに渡し、それをエステルに見せて、事情を知らせてくれと言い、また、彼女が王のところに行って、自分の民族のために王にあわれみを求めるように彼女に言いつけてくれと頼んだ。
法令:律法に通じる
法令によって、ユダヤ人が皆殺しにされるということが言われた
最後の月の13日に、皆が皆、殺される、これは、艱難時代の型
ちなみに、「1年間」は、この世の歴史の初めと終わりを指す
たとえば、イスラエルの三大祭りとして、過ぎ越しの祭り(イエス・キリストの十字架の刑)、初穂の祭り(ペンテコステ)、仮庵の祭り(大収穫)が挙げられる
しかし、いずれの祭りも、歴史上1回だけ
ゆえに、艱難時代も、世のはじめから、一度だけと言える
そして、世のはじめから、正しいクリスチャンを一網打尽にする計画をサタンが狙っていた
また、そのことを神は了承している
世のはじめから、艱難時代のことは、確定していた
4:9 ハタクは帰って来て、モルデカイの伝言をエステルに伝えた。
4:10 するとエステルはハタクに命じて、モルデカイにこう伝えさせた。
4:11 「王の家臣も、王の諸州の民族もみな、男でも女でも、だれでも、召されないで内庭にはいり、王のところに行く者は死刑に処せられるという一つの法令があることを知っております。しかし、王がその者に金の笏を差し伸ばせば、その者は生きます。でも、私はこの三十日間、まだ、王のところへ行くようにと召されていません。」
「内庭」について
参照 エゼキエル8:16
8:16 そして、この方は私を主の宮の内庭に連れて行った。すると、主の宮の本堂の入口の玄関と祭壇との間に二十五人ばかりの人がおり、彼らは主の宮の本堂に背を向け、顔を東のほうに向けて、東のほうの太陽を拝んでいた。
主の庭の中に「内庭」がある
「内庭」には、レビ人(弟子の歩みをしている人)のみが入れる、それ以外の人が入ったら滅ぼされる
主の宮の内庭に、レビ人でない人が入ったら、罰せられる
祈りの奉仕は、レビ人としての歩みをしていないとできない
ペテロやヨハネやヤコブがイエスから声をかけられたように、レビ人は神から召される、ゆえに、エステルも召されている
4:12 彼がエステルのことばをモルデカイに伝えると、
4:13 モルデカイはエステルに返事を送って言った。「あなたはすべてのユダヤ人から離れて王宮にいるから助かるだろうと考えてはならない。
4:14 もし、あなたがこのような時に沈黙を守るなら、別の所から、助けと救いがユダヤ人のために起ころう。しかしあなたも、あなたの父の家も滅びよう。あなたがこの王国に来たのは、もしかすると、この時のためであるかもしれない。」
その人が、その働きに召されているのは、その人ならではのもの
たとえ、いのちの危険を冒しても、行なっていくことにポイントがある
基本的にクリスチャンの奉仕は、こういう面がある
その人にしかできない召しがある
Ex:レムナントキリスト教会は、終末の啓示を語ることに召されている
その人でなければならないという召しがある
しかし、引いてしまったり、保身を考えたりして、やらないという選びもある、でも、このことには、まったく御心はない、14節に書かれているように、御声に応答しないなら、滅ぼされてしまう、ゆえに、たとえ、いろいろな危険が来たとしても、応答していく
それによって真理を見たり、滅びに至らない人がいる
先に言ったように、召しに応答しないなら、滅んでしまう
2つ良いことはない
本当に召しがあったら、まっすぐ進んでいくのが正しい
言われたら、犠牲を払っても進んでいくべき
やるべきこと、示されたことは、行なっていくべき、そのことを通して、自分自身を救い、恵みを受ける
4:15 エステルはモルデカイに返事を送って言った。
4:16 「行って、シュシャンにいるユダヤ人をみな集め、私のために断食をしてください。三日三晩、食べたり飲んだりしないように。私も、私の侍女たちも、同じように断食をしましょう。たとい法令にそむいても私は王のところへまいります。私は、死ななければならないのでしたら、死にます。」
4:17 そこで、モルデカイは出て行って、エステルが彼に命じたとおりにした。
王の前に出て行くときに、「三日三晩、食べたり飲んだりしないように」と、エステルは言った
艱難時代に、断食をする
パン(教理、教え)を食べたり、水(水は霊的なたとえで、変な霊に通じる)を飲んだりしてはいけない
なぜかというと、艱難時代は、おかしなパン(教理)やおかしな水(たとえば、変な霊を下す集会とか)が多くなるから
このことを徹底していくときに、恵みと助けがある
断食をきちんとするかしないかで、根本的な差が出てくる
食べるパンや飲む水によって、結果が大きく変わってくる
今は、食べてはいけないパンを食べ、飲んではならない水を飲んでいる時代、しかし、きちんと御言葉を守って祝福や恵みを受けていきたい
レムナントキリスト教会
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