エステル記6章 2012.5.20
6:1 その夜、王は眠れなかったので、記録の書、年代記を持って来るように命じ、王の前でそれを読ませた。
6:2 その中に、入口を守っていた王のふたりの宦官ビグタナとテレシュが、アハシュエロス王を殺そうとしていることをモルデカイが報告した、と書かれてあるのが見つかった。
6:3 そこで王は尋ねた。「このために、栄誉とか昇進とか、何かモルデカイにしたか。」王に仕える若い者たちは答えた。「彼には何もしていません。」
6:4 王は言った。「庭にいるのはだれか。」ちょうど、ハマンが、モルデカイのために準備した柱に彼をかけることを王に上奏しようと、王宮の外庭にはいって来たところであった。
6:5 王に仕える若い者たちは彼に言った。「今、庭に立っているのはハマンです。」王は言った。「ここに通せ。」
6:6 ハマンがはいって来たので、王は彼に言った。「王が栄誉を与えたいと思う者には、どうしたらよかろう。」そのとき、ハマンは心のうちで思った。「王が栄誉を与えたいと思われる者は、私以外にだれがあろう。」
ハマンとモルデカイの立場が、このあたりから逆転していく
聖書は今の私たちに対して書かれている
今のクリスチャンは惑わされている Ex:艱難前携挙説
あるクリスチャンは聖書の言葉をまともに信じていない、だから、受けるべき恵みを受けていなかったり、恵みを無駄にしてしまったりしている
今の時代の私たちに教えようとして、エステル記も書かれている
神のことばが正しいという立場に立つと見えてくる
参照 ローマ3:4
3:4 絶対にそんなことはありません。たとい、すべての人を偽り者としても、神は真実な方であるとすべきです。それは、「あなたが、そのみことばによって正しいとされ、さばかれるときには勝利を得られるため。」と書いてあるとおりです。
ハマン:サタンの立場
ハマンはサタンのことを行なっている、サタンを代表しているものと言える
しかし、モルデカイ(キリスト)とハマン(サタン)が逆転していく
キリストに着くなら、私たちも同じ足跡を辿る
人間的には、一見、負けているように見える、しかし、ひっくり返される
柱:十字架
ちなみにハマンを通して言われるサタンの特徴:6節→自分が偉くなった、高くなった
参照 エステル記5:11
5:11 ハマンは自分の輝かしい富について、また、子どもが大ぜいいることや、王が自分を重んじ、王の首長や家臣たちの上に自分を昇進させてくれたことなどを全部彼らに話した。
自慢話ばかり、この世の人がまさにこんな感じ→「自分はこうなった」とか「目立ちたい」など
じつは、クリスチャンでありながら、世的なことが入ってくるということがある
神のためと言いながら、そうでないことがある
主の働きを担っていくときに、サタンの誘惑や引っ掛けるものがくる
「どっちを取るのか?」という問いかけやより分けがある
どういうことが一番になるのか、何を優先すべきかをはっきりしないと引っ掛けられる
クリスチャンでも何とかして自分を高く上げたいという、いびつなことがある
そういうことが一番だと引っ掛けられる
イエス様は、徹底して神の御心を優先していた
はじめは大勢の人が集まった、しかし、最後は犯罪人扱いされて十字架に付けられた、それでも従っていくのか?が、問われる
評判を大事にしていると、ひっくり返される
艱難時代に関して、同胞のクリスチャンの目に耐えられるか?が、キーになってくる
たとえば、ヨブは神を信じている友が最後まで理解してくれなかったことについて嘆いていた
くり返しますが、何を取るのか?が問われる
サタンは評判を取った、そして、評判を優先するクリスチャンが多い、しかし、このことにはまったく御心は無い
6:7 そこでハマンは王に言った。「王が栄誉を与えたいと思われる人のためには、
6:8 王が着ておられた王服を持って来させ、また、王の乗られた馬を、その頭に王冠をつけて引いて来させてください。
6:9 その王服と馬を、貴族である王の首長のひとりの手に渡し、王が栄誉を与えたいと思われる人に王服を着させ、その人を馬に乗せて、町の広場に導かせ、その前で『王が栄誉を与えたいと思われる人はこのとおりである。』と、ふれさせてください。」
そして、10節以降では、ハマンにとって思いもよらないことになった
7-9節で、ハマンが言った通り、実現してしまった
地位が逆転した
柱に付けられる予定だったモルデカイが王になった、これは、キリストの型
キリストは十字架に付けられ、ツバをかけられたり辱められたりした、しかし、神の前に王の地位に上げられた、もちろん、この世の王ではない
参照 黙示録11:15-17
11:15 第七の御使いがラッパを吹き鳴らした。すると、天に大きな声々が起こって言った。「この世の国は私たちの主およびそのキリストのものとなった。主は永遠に支配される。」
11:16 それから、神の御前で自分たちの座に着いている二十四人の長老たちも、地にひれ伏し、神を礼拝して、
11:17 言った。「万物の支配者、常にいまし、昔います神である主。あなたが、その偉大な力を働かせて、王となられたことを感謝します。
人間的には今でもキリストの評価は低い
しかし、神の前には、黙示録のとき、王となる
すべてのものを失って歩むときに、もっとも高い地位に着く
キリストはいろいろなものを取られた、下着をも取られた
このことは、ヨブの言ったことばに通じる
参照 ヨブ記1:21
1:21 そして言った。「私は裸で母の胎から出て来た。また、裸で私はかしこに帰ろう。主は与え、主は取られる。主の御名はほむべきかな。」
キリストはこの世では何も持たなかった、しかし、のちの世では王になる
どちらかを選ばなければいけない、両方は難しい、だとしたら、キリストのような歩みを選びたい
聖書を読んでいるクリスチャンはこういったことについて理解はしている、しかし、本当に実践するかどうか?が問われる
キリストが王として実現したのは、エステル記の確認
9節は、のちの世のことを言われている
さっきも言ったように、今でも、この世ではキリストの名誉は回復されていない、あまりにも純粋な教えのゆえ、受け入れられなかった、そして、この世では何も受けなかった
しかし、見えないものによって歩むなら、のちの世において栄誉を受ける
どちらかを選ばなければいけない
この世をつかんでしまう人が多い Ex:人の評価とかにとどまっている人が多い
キリストと同じように歩むならキリストに準じた恵みを受ける
参照 黙示録12:4,5
12:4 その尾は、天の星の三分の一を引き寄せると、それらを地上に投げた。また、竜は子を産もうとしている女の前に立っていた。彼女が子を産んだとき、その子を食い尽くすためであった。
12:5 女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖をもって、すべての国々の民を牧するはずである。その子は神のみもと、その御座に引き上げられた。
子ども:終末の時代に御心を行なうクリスチャン、殉教者
そして、のちの世において支配する地位に着く、高い地位に着く
ただし、この世では誤解されたまま終わる可能性が高い
しかし、のちの世においては、真の意味合いの地位に上げられる
キリストが王になることがこの世では実現しなかったように、私たちもそれに準じる
6:10 すると、王はハマンに言った。「あなたが言ったとおりに、すぐ王服と馬を取って来て、王の門のところにすわっているユダヤ人モルデカイにそうしなさい。あなたの言ったことを一つもたがえてはならない。」
6:11 それで、ハマンは王服と馬を取って来て、モルデカイに着せ、彼を馬に乗せて町の広場に導き、その前で「王が栄誉を与えたいと思われる人はこのとおりである。」と叫んだ。
これ以上の逆転は、なかなか無い
サタンの持ってくるあらゆる悪の計略や罠は神の前にひっくり返されて用いられ、高める方向に用いられる
神のわざは、サタンのあらゆる策略が用いられ、逆転勝利をもたらした、ゆえに、贖いが成就された
サタンは私たちに悪いことをする、しかし、神には知恵がある、正しく御心を行なっていくならサタンの悪知恵を用いて逆転する
だから、一喜一憂してはダメ
サタンの働きは結果として良い方向に用いられる、逆転する
私たちが栄誉を得る道とも言える
艱難時代はのちの世に栄誉を得る期間
艱難時代に、ある種クリスチャンは栄誉を得る、しかし、ある種のクリスチャンはより分けられる
ぶどう園のたとえ話の夕方の5時から男がまさに艱難時代を通って栄誉を得た例と言える
艱難時代は、非常に大きな恵みを受けるチャンスでもある
12弟子は旧約の最後の人、これは、新約時代の最後の型
キリストとともに3年半過ごした弟子たちは、のちに、12部族を治める地位に着く
ゆえに、艱難時代は、ある人にとっては祝福のときになる
6:12 それからモルデカイは王の門に戻ったが、ハマンは嘆いて、頭をおおい、急いで家に帰った。
6:13 そして、ハマンは自分の身に起こった一部始終を妻ゼレシュとすべての友人たちに話した。すると、彼の知恵のある者たちと、妻ゼレシュは彼に言った。「あなたはモルデカイに負けかけておいでですが、このモルデカイが、ユダヤ民族のひとりであるなら、あなたはもう彼に勝つことはできません。きっと、あなたは彼に負けるでしょう。」
6:14 彼らがまだハマンと話しているうちに、王の宦官たちがやって来て、ハマンを急がせ、エステルの設けた宴会に連れて行った。
預言的なことを言っている
13節はキリストに関しての型
サタンはキリストに勝つことができない
私たちがキリストに着くならサタンに勝てる、働きに勝利を得られる
正しく歩むならサタンのわざは、ひっくり返されていく
Ex:出版に関しても、主の方法で行なっていくなら勝てる
どんなことであっても、信仰をもって行なっていくことに御心がある
レムナントキリスト教会
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