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2010年5月9(日) 第10回黙示録セミナー by エレミヤ (前半)
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第10回黙示録セミナー H22年59日(日) 

 

<<黙示録が語る現代のバビロン、アメリカ>>

 

<目次>

1.終末に関する基本

2.黙示録14章の語るバビロン、アメリカ

3.黙示録17章の語るバビロン、アメリカ

4.黙示録18章の語るバビロン、アメリカ

 

<詳細>

 

 

1.終末に関する基本:

 

1)旧約の神の民の歴史の最後は、背教であり、冒涜であり、また、

それゆえ神からの怒りをかい、滅ぼされること。

 

輝かしい神の栄光とともに始まった、ダビデ王朝の最後は、

最後の王のバビロン捕囚である。また、旧約の神の民の最後の世代は、神の子イエスを殺し、

その罪のゆえ、エルサレムはローマにより、滅ぼされた。

 

2)新約の神の民の歴史の最後、教会時代の終わりに起きることも、背教であり、

冒涜であり、それゆえ多くの曲がったクリスチャンが神からの怒りをかい、滅ぼされること。

 

黙示録192     神のさばきは真実で、正しいからである。神は不品行によって地を汚した大淫婦をさば

き、ご自分のしもべたちの血の報復を彼女にされたからである。」”

 

ここで書かれている淫婦バビロンは教会と無関係ではなく、アメリカ、バビロンの影響により、キリスト

のみことばを投げ捨てた教会の姿。彼等は裁かれる。

 

 

3)旧約の神の民の最後の世代、イエスの時代のパリサイ人、律法学者、の教理は曲がり、的外れになっ

ていた。結果、正しく神のことばを解きあかした、「ことばは神」といわれたイエスキリストのことばを

理解できず、受け入れられず、信じられず、結果、彼を殺し、滅びに至った。

 

 

 

 

4)新約の神の民、教会時代の最後の世代、今の世代のクリスチャンの教理もすでに曲がっており、

的外れになっており、聖書の語っているのと違うことを信じている。

彼等はクリスチャンが裁かれることも理解しないし、また、艱難時代への備えを軽視し、

クリスチャンは艱難に会わないという、異端教理を盲信している。

いずれ、正しい教理に立つ人々を迫害するようになる。

 

 

 

”黙示録1411            。獣とその像とを拝む者、まただれでも獣の名の刻印を受ける者は、昼も夜も休みを

得ない。

12         神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐はここにある。」”

 

ここでは獣のしるしをつける、という艱難時代のクライマックスの記事とともに、聖徒、クリスチャンの

忍耐が書かれている。この箇所「のみ」みても、明らかにクリスチャンは艱難時代を通過する、

艱難前、中携挙説は誤りと

理解できるのだが、愚かで聖書より、ヨタ教理を盲信する人々は、

的外れとなり、聖書の語るみことばを理解しない。いずれこれらの的外れな人々は、

正しい人々を迫害するようになる。

 

 

5)キリストの初降臨、またそれに関する預言は、これらの的外れで、神のことばを冒涜する偽善的な人々

を試し、区分するために用いられた。

神に正しく仕えていた人々は、ナザレのイエスを理解し、彼を受け入れ、永遠の命を得た。

そうでなく、ただ偽善的な人々はイエスを殺し、永遠の滅びに入った。

 

 

6)同じくキリストの再臨、またそれに関する預言も教会時代の終わりに同じ目的で用いられることが想

像できる。すなわち、

正しく主に仕える人々は、インチキ教理の洪水の中でも真理を見分ける。しかし、

聖書を読んではいても、偽善的な人々はレフトビハインド、高木慶太、ハルリンゼイ等のインチキ教理に

巻き込まれ、正しく再臨に備えられず、永遠の滅びに入る可能性がある。

 

 

”ヨハネの黙示録         33     もし、目をさまさなければ、わたしは盗人のように来る。あなたには、わた

しがいつあなたのところに来るか、決してわからない。”

 

上記サルデスは、間違えた教会、正しく再臨に備えられない教会である。

 

7)神は愛であることは、誰も異論のないことではあるが、それのみ強調し、それのみしか

語らない今のキリスト教はいわば異端教みたいなもの。聖書の異端の定義は、聖書の一面しか語らない教

えのことである。神は愛ではあるが、しかし神は義でもあり、ノアの時の裁き、ロトの時のソドム、ゴモ

ラへの裁きをもたらしたと同じ方が、終末の教会の冒涜に裁きをもたらす、そう考えることが聖書的であ

り、論理的でもある。

 

 

”ローマ人への手紙      118   というのは、不義をもって真理をはばんでいる人々のあらゆる不敬虔と

不正に対して、神の怒りが天から啓示されているからです。”

 

 

現代は神の怒りが天から啓示されている時代であり、神は背教の教会を愛して、

艱難の前に挙げようと計画しているわけではない。レフトビハインドのいう艱難前携挙説は

盲人のたわごとである。

 

 

8)「終末の日に神は背教の神の民に怒りを燃やし、滅びをもたらす」とは、聖書の

中心を流れる基本中の基本のメッージであり、この基本が理解できていない

終末論やら、黙示録メッセージは黙示録の基本もアルフアベットのA,B, Cも、いろはのいも理解してい

ない教えであり、根本的に間違えている。このような教えを聞いても何の役にも立たない。

 

 

”マタイの福音書         1514 彼らのことは放っておきなさい。彼らは盲人を手引きする盲人です。もし、

盲人が盲人を手引きするなら、ふたりとも穴に落ち込むのです。」”

 

 

2. 黙示録14章の語るバビロン、アメリカ:

 

(テキスト)

”黙示録14

6          また私は、もうひとりの御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は、地上に住む人々、すなわち、あらゆる

国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。

7          彼は大声で言った。「神を恐れ、神をあがめよ。神のさばきの時が来たからである。天と地と海と水

の源を創造した方を拝め。」

8          また、第二の、別の御使いが続いてやって来て、言った。「大バビロンは倒れた。倒れた。激しい御

怒りを引き起こすその不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた者。」

9          また、第三の、別の御使いも、彼らに続いてやって来て、大声で言った。「もし、だれでも、獣とそ

の像を拝み、自分の額か手かに刻印を受けるなら、

10         そのような者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた神の怒りのぶどう酒を飲む。また、聖なる

御使いたちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。

11         そして、彼らの苦しみの煙は、永遠にまでも立ち上る。獣とその像とを拝む者、まただれでも獣の

名の刻印を受ける者は、昼も夜も休みを得ない。

12         神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐はここにある。」

13         また私は、天からこう言っている声を聞いた。「書きしるせ。『今から後、主にあって死ぬ死者は

幸いである。』」御霊も言われる。「しかり。彼らはその労苦から解き放されて休むことができる。彼ら

の行ないは彼らについて行くからである。」

14         また、私は見た。見よ。白い雲が起こり、その雲に人の子のような方が乗っておられた。頭には金

の冠をかぶり、手には鋭いかまを持っておられた。

15         すると、もうひとりの御使いが聖所から出て来て、雲に乗っておられる方に向かって大声で叫んだ。

「かまを入れて刈り取ってください。地の穀物は実ったので、取り入れる時が来ましたから。」

16         そこで、雲に乗っておられる方が、地にかまを入れると地は刈り取られた。

17         また、もうひとりの御使いが、天の聖所から出て来たが、この御使いも、鋭いかまを持っていた。

18         すると、火を支配する権威を持ったもうひとりの御使いが、祭壇から出て来て、鋭いかまを持つ御

使いに大声で叫んで言った。「その鋭いかまを入れ、地のぶどうのふさを刈り集めよ。ぶどうはすでに熟

しているのだから。」

19         そこで御使いは地にかまを入れ、地のぶどうを刈り集めて、神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ

入れた。

20         その酒ぶねは都の外で踏まれたが、血は、その酒ぶねから流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、

千六百スタディオンに広がった。”

 

(解説)

 

 

6       また私は、もうひとりの御使いが中天を飛ぶのを見た。彼は、地上に住む人々、すなわち、あらゆ

る国民、部族、国語、民族に宣べ伝えるために、永遠の福音を携えていた。”

 

永遠の福音が神から聖書を通して語られているのだが、バビロンの問題は、福音を変質させること。

この国、アメリカを通して、福音は変えられ、変質させ、別のもの、バビロン由来のインチキな教え、

ニューエージ的、悪魔的なものへと変質させられている。

 

7       彼は大声で言った。「神を恐れ、神をあがめよ。神のさばきの時が来たからである。天と地と海と

水の源を創造した方を拝め。」”

 

 

神は正しく天地を作られた。天地は、たとえであり、空の星、天の砂といわれた

アブラハムの子孫であるクリスチャンと関係のあることば、すなわち、教会のたとえ。

天地、教会を神は正しく創られたのに、バビロン、アメリカの影響の下で、教会は教会ならぬもの、

悪魔来の教理、悪魔来の霊を受けるものと変質させらてしまった。結果、この世についた教会に神の裁き

がくることが暗示されている。

「海と水の源」とは、霊、聖霊のたとえ。神は聖い聖霊を与えられたのに、

神ならぬ霊、悪魔来の霊、リバイバルの霊に浮かれている教会に裁きがくることが

暗示されている。

 

8       また、第二の、別の御使いが続いてやって来て、言った。「大バビロンは倒れた。倒れた。激しい

御怒りを引き起こすその不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた者。」”

 

大バビロンはアメリカであり、「不品行のぶどう酒」とはアメリカ由来のトロント、ペンサコーラ

の悪霊リバイバルの霊のこと。このリバイバルが全世界のキリスト教会を席巻したことをさして

「その不品行のぶどう酒を、すべての国々の民に飲ませた。」と表現されている。

しかし、この霊、ぶどう酒は悪魔来の霊であり、これを受け入れることはそのクリスチャンへの神の「激

しい御怒りを引き起こす」

 

 

9       また、第三の、別の御使いも、彼らに続いてやって来て、大声で言った。「もし、だれでも、獣と

その像を拝み、自分の額か手かに刻印を受けるなら、

10         そのような者は、神の怒りの杯に混ぜ物なしに注がれた神の怒りのぶどう酒を飲む。また、聖なる

御使いたちと小羊との前で、火と硫黄とで苦しめられる。”

 

「自分の額か手かに刻印を受けるなら」、「神の怒りのぶどう酒を飲む」ことが語られている。

すなわち、刻印を受けることと、ぶどう酒、霊的なこととが関係しているのである。

刻印を受けることを何か霊的なことをさす、具体的には獣の器から按手を受けることをさすと

類推できる。アメリカの器から按手を受けることは要注意である。

 

「獣とその像を拝み」

 

 

獣は終末の獣の国、アメリカである。獣を拝む、すなわち、アメリカという国を拝むとは少し抽象的な

表現であるが、しかし、書かれていることを理解すべきである。

獣を拝む、アメリカを拝む、すなわち、アメリカ由来のあらゆるキリスト教ムーブメントを

受け入れ、盲信し、吟味もなく実践していく時、何と、「聖なる御使いたちと小羊との前で、火と硫黄と

で苦しめられる。」、すなわち地獄の裁きの火で苦しめられるのである。

何ともはや、恐るべきことが聖書には書かれているのである。

 

アメリカ由来のレフトビハインドは艱難時代に関しての嘘のオンパレードのインチキ小説であり、

ヤベツの祈りは魔術的な祈りの原則を勧めている。また積極的思考にはニューエージ、悪魔来の

教えの影響がある。

 

これらのアメリカ由来のキリスト教ムーブメントに果てしなく従っていく時、行き着くところは

天の御国ではなく、地獄の火である、と黙示録は語っているのである。大いに注意が必要である。

 

「その像を拝み」

 

像は反キリストのこと。獣の国アメリカのキリスト教会はこの後、一人の宗教指導者を、反キリストとし

て立て、あらゆる影響力、インチキ、宣伝を用いて、全世界のクリスチャンが

彼を崇めるようなキャンぺーンを行うようになると理解できる。オーラルロバーツ、キャサリンクールマ

ン、ベニーヒンなど、ここ何十年間の間、擁立されてきた器はその来るべき反キリストの型。

これらの器を世界のクリスチャンはすでに受け入れてきており、世界は

すでに背教の日の世界的な器、反キリストを受け入れる心の供えができている。

反キリストは宗教指導者である。キリストが政治指導者でなく、宗教指導者だったので、その偽者、反キ

リストも当然宗教指導者。この人物を崇め、その教理、霊を受け入れる者は神の激しい怒りに直面するよ

うになる。

 

 

11         そして、彼らの苦しみの煙は、永遠にまでも立ち上る。獣とその像とを拝む者、まただれでも獣の

名の刻印を受ける者は、昼も夜も休みを得ない。”

 

獣のリバイバルを受け入れ、その霊を受け、刻印を受ける者は、何と永遠の苦しみを

受けること、永遠の命が危なくなることが書かれている。これは、

恐るべきことである。

 

今、聖霊の第3の波を始めとするリバイバル運動は宣伝され、やれ、金粉が舞う、いやされる、預言があ

たる、果ては死人がよみがえると、大いに評判が高められ、人を集めているが、しかし、そんな餌にひか

れ、惑わされて参加し、その按手を受け、霊を受ける人は、もっとも尊いものを奪われ、何と、

永遠の命を失う可能性があることを理解すべきである。

 

 

12         神の戒めを守り、イエスに対する信仰を持ち続ける聖徒たちの忍耐はここにある。」

13         また私は、天からこう言っている声を聞いた。「書きしるせ。『今から後、主にあって死ぬ死者は

幸いである。』」御霊も言われる。「しかり。彼らはその労苦から解き放されて休むことができる。彼ら

の行ないは彼らについて行くからである。」”

 

 

このリバイバルを受け入れず、反キリストを崇めず、その霊を受けないクリスチャンは、これから、

苦しみを受けることが暗示されている。そして、殉教が起こることが記されている。

いざ艱難時代に突入すると、悪霊を受けること、反キリストを礼拝することを強制され、

それを拒否する者は死をもって罰せられるような時代になることが想像できる。

その時、私達はどうするのか?肉体の命を惜しんで、反キリストを拝むのかどうか、今から

心の供えをなすべきである。

 

14         また、私は見た。見よ。白い雲が起こり、その雲に人の子のような方が乗っておられた。頭には金

の冠をかぶり、手には鋭いかまを持っておられた。”

 

ここに記載されているのは、雲に乗る人の子、すなわちイエスの再臨の記述である。

その再臨の日、イエスはかまをもっておられる。すなわち、ぶどうを刈り取る。

ぶどうは「私はぶどうの木、あなたがたはその枝である」とのことばどおり、個々のクリスチャンをさす。

だから、主の再臨の日において、全てのぶどう、全てのクリスチャンには、2種類の結果、2種類の運命

が待つことをこの箇所は記載しているのである。

 

 

5       すると、もうひとりの御使いが聖所から出て来て、雲に乗っておられる方に向かって大声で叫んだ。

「かまを入れて刈り取ってください。地の穀物は実ったので、取り入れる時が来ましたから。」

16         そこで、雲に乗っておられる方が、地にかまを入れると地は刈り取られた。”

 

一種類のぶどうは刈り取られ、天の倉に入る。これは、獣のしるしを受けない、

忠実なクリスチャンの結末である。この人々は賢い花嫁として主に受け入れられる。

 

 

17     また、もうひとりの御使いが、天の聖所から出て来たが、この御使いも、鋭いかまを持っていた。

18         すると、火を支配する権威を持ったもうひとりの御使いが、祭壇から出て来て、鋭いかまを持つ御

使いに大声で叫んで言った。「その鋭いかまを入れ、地のぶどうのふさを刈り集めよ。ぶどうはすでに熟

しているのだから。」

19         そこで御使いは地にかまを入れ、地のぶどうを刈り集めて、神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ

入れた。

20         その酒ぶねは都の外で踏まれたが、血は、その酒ぶねから流れ出て、馬のくつわに届くほどになり、

千六百スタディオンに広がった。”

 

ここではもう一種類のぶどう、クリスチャンの運命が書かれている。

彼等は、「神の激しい怒りの大きな酒ぶねに投げ入れ」られた。すなわち、彼等は再臨の日、神の激しい

怒りを受ける。何故か?それは、彼等が聖霊を追い出し、悪霊のぶどう酒に酔い、悪霊リバイバルを受け

入れ、それに同調しない、正しいクリスチャンを迫害したからである。

かくのごとく、明確に黙示録は再臨の日に全てのクリスチャンに対して2つの

運命があると語っていることを悟るべきである。

 

3. 黙示録17章の語るバビロン、アメリカ

 

(テキスト)

”黙示録171 また、七つの鉢を持つ七人の御使いのひとりが来て、私に話して、こう言った。「こ

こに来なさい。大水の上にすわっている大淫婦へのさばきを見せましょう。

2          地の王たちは、この女と不品行を行ない、地に住む人々も、この女の不品行のぶどう酒に酔ったので

す。」

3          それから、御使いは、御霊に感じた私を荒野に連れて行った。すると私は、ひとりの女が緋色の獣に

乗っているのを見た。その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた。

4          この女は紫と緋の衣を着ていて、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものや自分の不品行の汚れ

でいっぱいになった金の杯を手に持っていた。

5          その額には、意味の秘められた名が書かれていた。すなわち、「すべての淫婦と地の憎むべきものと

の母、大バビロン。」という名であった。

6          そして、私はこの女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を

見たとき、非常に驚いた。

7          すると、御使いは私にこう言った。「なぜ驚くのですか。私は、あなたに、この女の秘義と、この女

を乗せた、七つの頭と十本の角とを持つ獣の秘義とを話してあげましょう。

 

15         御使いはまた私に言った。「あなたが見た水、すなわち淫婦がすわっている所は、もろもろの民族、

群衆、国民、国語です。

16         あなたが見た十本の角と、あの獣とは、その淫婦を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、その肉を食い、

彼女を火で焼き尽くすようになります。

17         それは、神が、みことばの成就するときまで、神のみこころを行なう思いを彼らの心に起こさせ、

彼らが心を一つにして、その支配権を獣に与えるようにされたからです。

18         あなたが見たあの女は、地上の王たちを支配する大きな都のことです。」”

 

(解説)

1       また、七つの鉢を持つ七人の御使いのひとりが来て、私に話して、こう言った。「ここに来なさ

い。大水の上にすわっている大淫婦へのさばきを見せましょう。”

 

大水は霊的なものと関係ある。大水の上にすわるとは、

後の節によれば、全世界の教会へ影響を及ぼす霊と理解できる。

 

 

何故バビロンは淫婦であり、女性形なのか?

その理由は、この淫婦が女性、教会をさすたとえであり、真の夫であるキリストを離れ、神以外の霊と

姦淫をしている教会をさすからと理解できる。アメリカの教会は、キリスト以外の霊と関係を持つ故、

淫婦と呼ばれ、またそれゆえ「さばき」に会うのである。

このアメリカ由来の霊を見分けず、またその教えを吟味せず、逆にあらゆるおかしなアメリカ由来のキリ

スト教トレンドに従うクリスチャンもこのバビロンへのさばきを免れら得ない。

 

 

2       地の王たちは、この女と不品行を行ない、地に住む人々も、この女の不品行のぶどう酒に酔った

のです。”

 

地の王という表現には、秘めた意味合いがある。彼等は地上では旅人、寄留者であり、

天の故郷をめざしていたアブラハムと対照的なこの世的なクリスチャンのこと。だから、

「地の王たちは、この女と不品行を行ない」とは、この世についたクリスチャンはアメリカ

由来のおかしなキリスト教トレンドに迎合する、ことをさすと理解できる。

 

3          それから、御使いは、御霊に感じた私を荒野に連れて行った。すると私は、ひとりの女が緋色の獣に

乗っているのを見た。その獣は神をけがす名で満ちており、七つの頭と十本の角を持っていた。”

 

この女は、7つの頭と十本の角を持つ獣の上に乗っていた。

人馬一体ということばがあるが、この女と獣とは一体となっており、この獣とその上に乗る女との間に切っ

ても切れない密接な関係があることがわかる。このことの意味合いは?

獣はアメリカという国そのもの、女はアメリカのキリスト教会であると理解できる。

これらは分離不可分の関係であり、アメリカの教会は獣の国アメリカの影響を大いに受け、

結果淫婦バビロンとなる。

 

アメリカという国は、あらゆる獣的な要素に満ちており、その歴代の大統領は、フリーメーソン、悪魔礼

拝者である。このような獣的な国で発展するアメリカのキリスト教会もその国の性質、

環境と無関係というわけにはいかず、おかしな変型したキリスト教会になってしまう。

 

 

4       この女は紫と緋の衣を着ていて、金と宝石と真珠とで身を飾り、憎むべきものや自分の不品行の汚

れでいっぱいになった金の杯を手に持っていた。”

 

この女が金の杯を持っていたことが描かれている。金はキリスト教用語であり、信仰をあらわす。

また、杯もキリスト教用語であり、聖餐の杯をさす。

すなわち、この淫婦バビロン、アメリカのキリスト教会は、金の杯を持ち、外形的には金、すなわち

信仰を持っているように見え、また杯、すなわち、聖餐式を正しく守っているようであるが、

その実、それはあらゆるこの世的な教え、この世の霊との姦淫に過ぎないことがここでは描かれている。

 

5          その額には、意味の秘められた名が書かれていた。すなわち、「すべての淫婦と地の憎むべきものと

の母、大バビロン。」という名であった。”

 

このバビロンは母であり、この母から生まれた多くの淫婦が存在することがここでは描かれている。

このことは成就しており、淫婦バビロン、アメリカキリスト教会の教えは、各国のキリスト教会に

浸透しあらゆる国にその娘、淫婦を出現させる、すなわち、神ならぬ霊の教えを受け、聖書と異なる教理

を受ける教会を世界中に出現させている。

 

6          そして、私はこの女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っているのを見た。私はこの女を

見たとき、非常に驚いた。

7          すると、御使いは私にこう言った。「なぜ驚くのですか。私は、あなたに、この女の秘義と、この女

を乗せた、七つの頭と十本の角とを持つ獣の秘義とを話してあげましょう。”

 

 

「この女が、聖徒たちの血とイエスの証人たちの血に酔っている」とは、バビロン、アメリカキリスト教

会主導で正しい聖徒達への迫害が起きることをさす。

この世の人が迫害する、というより、バビロン化したキリスト教会こそが、正しいクリスチャンへの迫害

の急先鋒になるのである。兄弟が兄弟を訴えて死に渡す、と書かれたことばが成就するのである。

15         御使いはまた私に言った。「あなたが見た水、すなわち淫婦がすわっている所は、もろもろの民族、

群衆、国民、国語です。”

 

 

水、すなわち、バビロン由来の霊は、もろもろの民族、群集すなわち、全世界のキリスト教会に及ぶ、

全世界にこのバビロン、アメリカの霊の影響が及ぶことが描かれている。

このことは成就しており、日本を始め世界中のキリスト教会が、バビロン、アメリカのキリスト教会のお

かしな霊のリバイバルの影響を受けている。

 

16         あなたが見た十本の角と、あの獣とは、その淫婦を憎み、彼女を荒廃させ、裸にし、その肉を食い、

彼女を火で焼き尽くすようになります。”

 

「彼女を火で焼き尽くすようになります。」と書かれていることは、アメリカのキリスト教会がさばきに

会い、火で焼かれることをさすと理解できる。これは霊的なことと理解もできるかもしれないが、

案外現実の火、たとえば、アメリカが核攻撃に会い、多くのクリスチャンが犠牲になる、そんな日を

さすのかもしれない。

 

 

17     それは、神が、みことばの成就するときまで、神のみこころを行なう思いを彼らの心に起こさせ、

彼らが心を一つにして、その支配権を獣に与えるようにされたからです。”

 

その教会への裁きは、獣、アメリカ国家そのものを起点に起きることをさすと理解できる。

 

18         あなたが見たあの女は、地上の王たちを支配する大きな都のことです。」”

 

地上の王たちとはこの世化したキリスト教会のリーダーたちのこと。だから、バビロンの範囲はアメリカ

一国のキリスト教会にとどまらず、その偽りのキリスト教に従うあらゆる国の世的なキリスト教会をさす

と理解できる。

 

 

 

4.黙示録18章の語るバビロン、アメリカ

 

 

(テキスト)

”黙示録181 この後、私は、もうひとりの御使いが、大きな権威を帯びて、天から下って来るのを

見た。地はその栄光のために明るくなった。

2          彼は力強い声で叫んで言った。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、悪霊の住まい、あらゆる汚

れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつとなった。

3          それは、すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲み、地上の王たち

は、彼女と不品行を行ない、地上の商人たちは、彼女の極度の好色によって富を得たからである。」

4          それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさい。

その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。

5          なぜなら、彼女の罪は積み重なって天にまで届き、神は彼女の不正を覚えておられるからです。

6          あなたがたは、彼女が支払ったものをそのまま彼女に返し、彼女の行ないに応じて二倍にして戻しな

さい。彼女が混ぜ合わせた杯の中には、彼女のために二倍の量を混ぜ合わせなさい。

7          彼女が自分を誇り、好色にふけったと同じだけの苦しみと悲しみとを、彼女に与えなさい。彼女は心

の中で『私は女王の座に着いている者であり、やもめではないから、悲しみを知らない。』と言うからで

す。

8          それゆえ一日のうちに、さまざまの災害、すなわち死病、悲しみ、飢えが彼女を襲い、彼女は火で焼

き尽くされます。彼女をさばく神である主は力の強い方だからです。

9          彼女と不品行を行ない、好色にふけった地上の王たちは、彼女が火で焼かれる煙を見ると、彼女のこ

とで泣き、悲しみます。

10         彼らは、彼女の苦しみを恐れたために、遠く離れて立っていて、こう言います。『わざわいが来た。

わざわいが来た。大きな都よ。力強い都、バビロンよ。あなたのさばきは、一瞬のうちに来た。』

11         また、地上の商人たちは彼女のことで泣き悲しみます。もはや彼らの商品を買う者がだれもいない

からです。

12         商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻布、紫布、絹、緋布、香木、さまざまの象牙細工、高価な木や

銅や鉄や大理石で造ったあらゆる種類の器具、

13         また、肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、麦、牛、羊、それに馬、車、

奴隷、また人のいのちです。

14         また、あなたの心の望みである熟したくだものは、あなたから遠ざかってしまい、あらゆるはでな

物、はなやかな物は消えうせて、もはや、決してそれらの物を見いだすことができません。

15         これらの物を商って彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみを恐れたために、遠く離れて

立っていて、泣き悲しんで、

16         言います。『わざわいが来た。わざわいが来た。麻布、紫布、緋布を着て、金、宝石、真珠を飾り

にしていた大きな都よ。

17         あれほどの富が、一瞬のうちに荒れすたれてしまった。』また、すべての船長、すべての船客、水

夫、海で働く者たちも、遠く離れて立っていて、

18         彼女が焼かれる煙を見て、叫んで言いました。『このすばらしい都のような所がほかにあろうか。』

19         それから、彼らは、頭にちりをかぶって、泣き悲しみ、叫んで言いました。『わざわいが来た。わ

ざわいが来た。大きな都よ。海に舟を持つ者はみな、この都のおごりによって富を得ていたのに、それが

一瞬のうちに荒れすたれるとは。』

20         おお、天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、預言者たちよ。この都のことで喜びなさい。神は、あなた

がたのために、この都にさばきを宣告されたからです。」

21         また、ひとりの強い御使いが、大きい、ひき臼のような石を取り上げ、海に投げ入れて言った。

「大きな都バビロンは、このように激しく打ち倒されて、もはやなくなって消えうせてしまう。

22         立て琴をひく者、歌を歌う者、笛を吹く者、ラッパを鳴らす者の声は、もうおまえのうちに聞かれ

なくなる。あらゆる技術を持った職人たちも、もうおまえのうちに見られなくなる。ひき臼の音も、もう

おまえのうちに聞かれなくなる。

23         ともしびの光は、もうおまえのうちに輝かなくなる。花婿、花嫁の声も、もうおまえのうちに聞か

れなくなる。なぜなら、おまえの商人たちは地上の力ある者どもで、すべての国々の民がおまえの魔術に

だまされていたからだ。

24         また、預言者や聖徒たちの血、および地上で殺されたすべての人々の血が、この都の中に見いださ

れたからだ。」”

 

 

(解説)

 

 

”黙示録181 この後、私は、もうひとりの御使いが、大きな権威を帯びて、天から下って来るのを

見た。地はその栄光のために明るくなった。

2          彼は力強い声で叫んで言った。「倒れた。大バビロンが倒れた。そして、悪霊の住まい、あらゆる汚

れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつとなった。”

 

 

バビロン、アメリカキリスト教は、神のすばらしいリバイバルの教会ではなく、逆にそれは、「悪霊の住

まい、あらゆる汚れた霊どもの巣くつ、あらゆる汚れた、憎むべき鳥どもの巣くつとなった。」ことが描

かれている。人を獣のようにする第3の波が神から来ているはずもなくそれは、

神の前には、悪霊、あらゆる汚れた霊、憎むべき鳥に過ぎない。

 

3       それは、すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲み、地上の王た

ちは、彼女と不品行を行ない、地上の商人たちは、彼女の極度の好色によって富を得たからである。」”

 

「すべての国々の民が、彼女の不品行に対する激しい御怒りのぶどう酒を飲」むことが描かれている。

すなわち、世界中のあらゆる国のキリスト教会はバビロン、アメリカ由来のおかしな霊の

リバイバルを受け入れ、その神ならぬ霊を受け入れるのである。

 

4       それから、私は、天からのもう一つの声がこう言うのを聞いた。「わが民よ。この女から離れなさ

い。その罪にあずからないため、また、その災害を受けないためです。

5          なぜなら、彼女の罪は積み重なって天にまで届き、神は彼女の不正を覚えておられるからです。”

 

主につく正しい神の民はこの女、アメリカ、バビロン由来のキリスト教から

離れ、分離するべきことが描かれている。

 

7       彼女が自分を誇り、好色にふけったと同じだけの苦しみと悲しみとを、彼女に与えなさい。彼女は

心の中で『私は女王の座に着いている者であり、やもめではないから、悲しみを知らない。』と言うから

です。

8          それゆえ一日のうちに、さまざまの災害、すなわち死病、悲しみ、飢えが彼女を襲い、彼女は火で焼

き尽くされます。彼女をさばく神である主は力の強い方だからです。”

 

 

一日のうちにバビロン、アメリカのキリスト教会に対して、裁きが行われることが描かれている。

これはやはり、核による裁きか。

 

9       彼女と不品行を行ない、好色にふけった地上の王たちは、彼女が火で焼かれる煙を見ると、彼女の

ことで泣き、悲しみます。

10         彼らは、彼女の苦しみを恐れたために、遠く離れて立っていて、こう言います。『わざわいが来た。

わざわいが来た。大きな都よ。力強い都、バビロンよ。あなたのさばきは、一瞬のうちに来た。』

11         また、地上の商人たちは彼女のことで泣き悲しみます。もはや彼らの商品を買う者がだれもいない

からです。”

 

地上の商人とはこの世についたキリスト教教師、牧師、祭司たちのこと。

商人とはたとえであり、買い取ること、あがない、を行う人々。教会の牧師や神父のこと。

 

12         商品とは、金、銀、宝石、真珠、麻布、紫布、絹、緋布、香木、さまざまの象牙細工、高価な木や

銅や鉄や大理石で造ったあらゆる種類の器具、

13         また、肉桂、香料、香、香油、乳香、ぶどう酒、オリーブ油、麦粉、麦、牛、羊、それに馬、車、

奴隷、また人のいのちです。”

 

 

上記に記載されている単語はみなキリスト教用語であり、それゆえバビロンや地上の王が教会と関係ある

存在であることがわかる。

牛、羊はクリスチャンのたとえであり、香油、ぶどう酒、オリーブ油は聖霊のたとえ。

また乳香、香は、祈りをさす。麦粉、麦はみことばのたとえ。

 

 

14     また、あなたの心の望みである熟したくだものは、あなたから遠ざかってしまい、あらゆるはで

な物、はなやかな物は消えうせて、もはや、決してそれらの物を見いだすことができません。

15         これらの物を商って彼女から富を得ていた商人たちは、彼女の苦しみを恐れたために、遠く離れて

立っていて、泣き悲しんで、

16         言います。『わざわいが来た。わざわいが来た。麻布、紫布、緋布を着て、金、宝石、真珠を飾り

にしていた大きな都よ。

17         あれほどの富が、一瞬のうちに荒れすたれてしまった。』また、すべての船長、すべての船客、水

夫、海で働く者たちも、遠く離れて立っていて、

18         彼女が焼かれる煙を見て、叫んで言いました。『このすばらしい都のような所がほかにあろうか。』

19         それから、彼らは、頭にちりをかぶって、泣き悲しみ、叫んで言いました。『わざわいが来た。わ

ざわいが来た。大きな都よ。海に舟を持つ者はみな、この都のおごりによって富を得ていたのに、それが

一瞬のうちに荒れすたれるとは。』”

 

 

「すべての船長、すべての船客、水夫、海で働く者たちも」とは教会と関係ある表現であり、教会用語で

ある。

海、水とは聖霊の働きと関係があることば。水夫とは、水に関係する働きをする人々。たとえとしては、

聖霊にかかわる働きをする人々のたとえ。

 

 

20     おお、天よ、聖徒たちよ、使徒たちよ、預言者たちよ。この都のことで喜びなさい。神は、あな

たがたのために、この都にさばきを宣告されたからです。」

21         また、ひとりの強い御使いが、大きい、ひき臼のような石を取り上げ、海に投げ入れて言った。

「大きな都バビロンは、このように激しく打ち倒されて、もはやなくなって消えうせてしまう。”

 

「聖徒たち、使徒たち、預言者たち」のゆえに神がこのバビロンに裁きを宣告したことが描かれている。

逆に、彼等、正しい人々がこのバビロンの都、教会のゆえに迫害されることが想像できる。

 

 

22     立て琴をひく者、歌を歌う者、笛を吹く者、ラッパを鳴らす者の声は、もうおまえのうちに聞か

れなくなる。あらゆる技術を持った職人たちも、もうおまえのうちに見られなくなる。ひき臼の音も、も

うおまえのうちに聞かれなくなる。

23         ともしびの光は、もうおまえのうちに輝かなくなる。花婿、花嫁の声も、もうおまえのうちに聞か

れなくなる。なぜなら、おまえの商人たちは地上の力ある者どもで、すべての国々の民がおまえの魔術に

だまされていたからだ。”

 

 

「すべての国々の民がおまえの魔術にだまされていたからだ。」とは、興味深いことば。アメリカ、バビ

ロンのキリスト教は一見神からのものと見えるが、その実、それは魔術、サタン来の教えであり、それな

のに、どこの国のクリスチャンもそれが魔術とは気がつかない、そう語っているのである。

これは現在成就している。日本のクリスチャンのだれ一人として、アメリカのキリスト教が魔術的なもの

である、などと語る人はいない。

 

24         また、預言者や聖徒たちの血、および地上で殺されたすべての人々の血が、この都の中に見いださ

れたからだ。」”

 

 

多くの殉教者の血がこの国、アメリカキリスト教会主導の迫害の中で流されることが描かれている。

 

 

ー以上ー